ほお...これは...。 映画でも赤が基調の火の星、火星。ですが夕陽は蒼く照るんですね。 火星は「赤い惑星(Red Planet)」の異名で知られるように、地表のダスト(粉塵)に錆が混じっており、それで風景が赤茶けて見えます。塵が舞う見渡す限りの乾いた大地は、地球の砂漠を思わせます。地球の砂漠は黄の砂に朱の陽が沈みますから、きっと火星の夕陽も赤いんだろうなって普通は思いますよね? ところがこのほどNASAの火星探査機「オポチュニティ(Opportunity)」が撮った映像(上)ではまったく正反対なことが確認されたのです。なんと火星の空に沈む太陽は冷たく冴え渡る青だったのですねえ。 まさに目から鱗の大発見なわけですが、どうしてこんなことが? 実はこれ、あの有名な赤いダストの仕業なんですよ。 地球では、大気中の粒子が青い光をまき散らしています。光線が粒子に当たると、青の周波数が自コースを外れて
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