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ブックマーク / hiddennews.cocolog-nifty.com (14)

  • 雇用対策と戦争:米陸軍で増加する中年の新兵: 暗いニュースリンク

    今回は、NYタイムズ紙2009年6月17日付記事を以下に翻訳。深刻な雇用情勢下、働き盛りの30代後半の人たちが、再就職先として陸軍を選択するケースが増加しているという記事内容である。 米軍兵士の日常を描く2冊 The Long Road Home: A Story of War and Family イラク駐留軍兵士と、その家族たちの日常を綴るドキュメント。 Final Salute: A Story of Unfinished Lives 兵士の家族へ悲報を伝える責務を背負った海兵隊員の活動を追うドキュメント。 イラク戦争が泥沼化していた2004年頃には、全米で兵士不足が深刻化していたが、2008年頃から格化した住宅市場崩壊・景気後退の影響で、米陸軍、特に州兵への入隊希望者は一気に急増し、結果として現在米陸軍は増えすぎた兵士を削減する方向で動いている。 具体的には、2005年度の州兵入

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  • ドワイヤー上等兵の死: 暗いニュースリンク

    2003年3月25日、イラクのアル・ファイサリア付近の戦闘で巻き添えに遭い、負傷したアリ少年を抱えるジョセフ・ドワイヤー上等兵。撮影者ウォーレン・ジン氏の追悼文によれば、撮影当時4歳だったアリ少年とは2003年6月に再会できたというが、その後の少年の運命は不明であるという。 左の写真には、アメリカ国民がイラク戦争について2003年の開戦当時に信じたがっていた全てが詰まっている。陸軍衛生兵ジョセフ・ドワイヤー上等兵は、所属する部隊がユーフラテスからバグダッドまで進軍する中、負傷した少年を抱きかかえている。少年は半裸で無力だが、兵士に信頼を寄せている。ドワイヤー上等兵の顔は緊張しながらも穏やかだ。 強靭で私欲なき米国軍兵士のイメージとして、この写真以上のものが考えられるだろうか。イラク戦争がイラク国民の解放という戦勝物語の真っ只中にある頃、米国中の新聞各紙や雑誌が、この写真を大きく取り上げ、ド

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  • オサマ・ビン・ラディン、目標の一部を達成: 暗いニュースリンク

    今から10年前の1998年、原油が1バレルあたり11ドルほどで取引されていた頃、アメリカ合衆国を相手に聖戦を宣言していたオサマ・ビン・ラディンは、アメリカがイスラムの土地から石油を安く買い叩いていると批判し、来であれば原油相場は1バレルあたり144ドルが適正であるべきだ、とインタビューで唱えていたという。 2008年7月3日、原油相場は1バレル144ドルを超えてしまった。オサマの目標のひとつが、あっさりと達成された瞬間だった。(source:ThinkProgress) 米共和党大統領候補ジョン・マケインは、オサマ・ビン・ラディンを地獄の入り口まで追い詰める、と宣言している。対する米民主党大統領候補バラク・オバマも、オサマ・ビン・ラディンを死刑にする、と息巻いている。 マケインは米軍のイラク駐留が100年続いても良いと言い、オバマはイラク駐留米軍の撤退という公約を考え直したのか、最近では

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    moondriver
    moondriver 2008/07/13
    ”原油相場は1バレルあたり144ドルが適正”なんてのはテロリストの妄言でしかなかったのに、いまやそれが現実の事に……
  • オバマ暗殺を扇動するヒラリー: 暗いニュースリンク

    (5月26日に追記しました) 2008年5月23日、サウスダコタ州アーガスリーダー紙編集部のインタビューで、敗色濃厚にも関わらず選挙活動を続ける理由について問われたヒラリー・クリントン上院議員は言った: 「1992年の時は、6月半ばのカリフォルニア州予備選に勝利するまで、私の夫は党推薦を獲得できなかったんですよ。ボビー・ケネディがカリフォルニア州で6月に暗殺されたのは誰でも憶えてますよ。」 つまり、ヒラリーの脳内プランによれば、ライバルのバラク・オバマ候補は、党の推薦を受ける前に、無残にも暗殺されるというわけだ。 ヒラリーのイカれた発言にバラク・オバマも仰天しているだろうが、一番驚いているのは、暗殺されたボビー・ケネディの子孫たちだろう。ボビー・ケネディの子供のうち、ロバート・ケネディ・ジュニア弁護士、姉のキャサリン・ケネディ、妹のケリー・ケネディの3人は、ヒラリー・クリントンを推薦してい

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    moondriver
    moondriver 2008/05/26
    煽動や願望というより予定をポロリともらしちゃったんだったりして
  • 母の日とイラク戦争: 暗いニュースリンク

    「イラクでは、あらゆる場所が戦線である。そのイラクで、米軍女性兵士たちは、階級・所属を問わず、あらゆる場所で戦っている。2003年以来、イラクとアフガニスタンに派遣された女性兵士は15万5,000人以上-1991年の湾岸戦争に比較して、その人数は4倍である。430人以上の女性兵士が戦傷を負い、70人以上が戦死しており、その戦死者数は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争で戦死した女性兵士総数のほぼ2倍に及ぶ。」 (source:クリステン・ホルムステッド著『Band of Sisters: American Women at War in Iraq』 公式サイト) 軍事国家アメリカの、富裕でない大多数の国民にとって、戦争は日常生活の一部であり、もはや誰も無関係ではいられない。その国の最友好国(?)である日の国民も、それに無関係でないと思い知る日がやがて来るのだろうか。 今回は、エリ・ペインティ

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  • シークレットサービスは大統領を護れるか: 暗いニュースリンク

    1959年、イリノイ州の貧しい家庭に生まれたアフリカアメリカ人のエイブラハム・ボールデンは、アイゼンハワー大統領によってシークレットサービス・シカゴ支局要員に採用された。1961年、カリスマ的人気を誇る新大統領ジョン・F・ケネディは、ボールデンをホワイトハウス担当要員に起用した。黒人としては初の大統領警護要員の誕生であった。 だが、ホワイトハウス勤務を始めてまもなく、黒人のボールデンが直面したのは、同じシークレットサービス要員である同僚たちの、人種差別に根ざした嫌がらせとあからさまな敵意だった。大統領が南部を訪問する際、彼だけは他のシークレットサービス要員とは別の宿泊設備を利用させられた。 だが何よりもボールデンが懸念したのは、大統領を警護する立場にある同僚たちの、退廃した勤務態度だった。仕事中の飲酒、警護ポジションからの離脱等、そのいいかげんさは目に余るものだった。その怠慢ぶりを上司

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  • 米国カジノ経済が未来に残すものは何か: 暗いニュースリンク

    現在、アメリカ国内の失業率は5.1%。米流通業界では倒産と店舗の大量閉鎖・大量解雇ラッシュが止まらない。あまりにも求人が少ないので、2007年夏まで米司法省長官職を務めたアルベルト・ゴンザレスですら、未だに次の勤務先が見つけられないらしい。(もちろん、これは別の事情によるものだろうが・・・) フォーブス誌の世界資産家ランキングをみると、上位25位にランクインしたアメリカ人は、2003年度の18人から、2008年度はわずか4人に減少している。「富裕なアメリカ」という神話はいよいよ崩壊し始めているようだ。 ところが、そんな現在のアメリカでも、未曾有の好景気に沸くひとたちがいる。 米ヘッジファンド業界誌アルファマガジンは最新号で伝えている: 「金融恐慌なんて忘れてしまおう。アルファ誌のヘッジファンド業界報酬レポートによれば、投資のプロフェッショナルたちは2007年度に収入を50%も増やしている。

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  • 聖火が照らす北京の闇: 暗いニュースリンク

    オリンピックのシンボルマークである五つの輪が象徴するものは、元々は五大陸の結合であるという。 しかし2008年度、それが象徴するのは手錠、足枷、首輪になるのだろうか。あるいは、名も無き人々を貫いた銃撃の痕なのか。 2008年3月10日、中国チベット自治区ラサ近辺で、チベット民族蜂起49周年を記念し、僧侶たちが抗議行進を開始した。平和的であるはずの行進は、一般のチベット民衆が続々と参加するにつれて、大掛かりな抗議活動へと拡大し、一部は暴徒化した。行進開始直後から参加者の逮捕・拘束を図っていた中国当局は、3月14日から武装した警官隊や装甲車を出動し、チベット民衆に向け発砲。中国政府当局の発表では死者20人弱、チベット亡命政府側発表では140人ほどが犠牲になったとされている。 一方で、中国政府の発表によると、チベット人の暴徒によってこれまでに警官2人が殺害され、漢民族の住民18人が犠牲になったと

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    moondriver
    moondriver 2008/04/06
    情報統制の賜物か思想教育の成果か、それとも「ヤバい事言うとマズい」と思った国民が91%いたのか知らないが、近代国家とも思えない偏向っぷりだなぁ……
  • イラク戦争:数字で見る最新情勢: 暗いニュースリンク

    ワシントンのシンクタンク『政策研究所』の外交問題ウェブサイトForeign Policy In Focusが、イラク戦争のコストを追跡報告するレポート『イラクの泥沼(The Iraq Quagmire)』を公開している。今回はこのレポートを雛形に、イラクの最新情勢を示す数字を以下に列挙してみた。 人的損失 米新聞業界紙Editor and Publisher社の編集人グレッグ・ミッチェル氏のメディア批評『So Wrong for So Long: How the Press, The Pundits--and the President--Failed in Iraq』ブルース・スプリングスティーンが序文を書いている話題の書籍。 3,9734,000人:イラクで戦死した米軍兵士の人数(2008年3月23日時点で4,000人超)2万9,203人:イラク軍事侵攻開始から現在までに戦闘で負傷し

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    moondriver
    moondriver 2008/03/13
    こう、数字の膨大さを見せられると暗澹たる気持ちになる……
  • マイケル・ムーア、次回作で早くも大波乱の予兆: 暗いニュースリンク

    『華氏911』の大ヒット以降、総じて沈黙を保っている米ドキュメンタリー作家マイケル・ムーアが、次回作の公開に向けていよいよ活動を再開したらしい。『Sicko(病人)』という仮タイトルの次回ドキュメンタリーは、今年5月に開催予定のカンヌ映画祭での初公開を目指して編集作業が進められているという。(4月20日追記:ムーア公式サイトの最新ニュースによれば、今年のカンヌ映画祭は5月16日-27日、『Sicko』は特別招待作品として上映が決定したとのこと。) 以前から報道されている通り、新たにムーアが取り組む課題はアメリカ医療システム危機問題、特に巨大製薬企業の問題が標的となるとみられている。 米保守派タブロイド紙NYポストによれば、ムーアは911テロ事件現場で救急活動や瓦礫の撤去に携わり、有害な塵を吸い込んで呼吸器官に深刻な障害を負いながら合衆国政府の支援を受けられなかった人々の一部をキューバに連れ

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  • 2006年米中間選挙:まだ票を数えてます!: 暗いニュースリンク

    2006年アメリカ中間選挙投票日から1週間が経過した。民主党が12年ぶりに上院・下院で多数を占める地すべり的勝利を経験し、ブッシュ政権は大幅な政策変更を余儀なくされるとみられている・・・が、13日の段階で、まだあちこちで票集計が続いており、下院の議席が8人分未決のままだ。 以下は、票集計が終わっていない下院選挙区の状況である。(AP通信の速報より) コネチカット州第2区。わずか66票差で、民主党のジョー・コーテニィが共和党現職ロブ・シモンズにリードしている。15日中に再集計を完了する予定。(16日速報追記:再集計の結果、わずか91票の差で、民主党新人ジョー・コートニーが現職の共和党議員を破って当選した。)ジョージア州第12区。わずか600票差で、民主党現職ジョン・バロウが共和党元議員マックス・バーンズにリードしている。15日に再集計の予定。ニューメキシコ州第1区。共和党現職ヘザー・ウィルソ

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  • 2006年米中間選挙:新聞に見る勝利と敗北: 暗いニュースリンク

    日刊ゲンダイは早々とトップでブッシュ敗北を宣言。ところで同紙トップ記事には“最大の争点は「イラク問題」だった。イラクでの米兵の死者は3,000人に達した。”と書いてあるが、おそらく「イラクとアフガニスタンでの米兵の死者」の間違いだろう。11月8日の時点で、イラクでの米兵戦死者は2,802人、アフガニスタンでの米兵戦死者数は340人で、合計すると3,142人となる。 保守派のタブロイド、ニューヨークポスト紙のトップニュースはブリトニーの離婚!・・・と「民主党、下院を一掃」。同紙出版元の親会社であるニューズコーポレーション社会長ルパート・マードック氏は先日東京で行われた来日会見で「過去の戦争に比べれば、イラクでの死傷者数などほんの僅かだ。」「(イラク侵攻は)正しい行いだったと信じている」と発言した。もしもあなたが、この発言を報じる記事を日の新聞に見つけることができたなら、マードック氏のタブロ

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  • ブッシュ:「なんで俺が北朝鮮のことを心配しなきゃならないんだ?」: 暗いニュースリンク

    ボブ・ウッドワードの最新著作『State of Denial: Bush at War, Part III』によれば、大統領就任前のブッシュは北朝鮮について非常に興味深い話をしている。(source) 以下に、書籍から一部翻訳して引用: ジョージはバンダル王子を脇に座らせて言った。「バンダル、君は世界についてよく知る最高のダチだ。ひとつ教えてくれよ」 「知事殿、何のことでしょう?」 「なんで俺が北朝鮮のことを心配しなきゃならないんだ?」 私にもわからない、とバンダルは言った。彼がファハド国王のために取り組むことのない少数の国家のひとつが北朝鮮だった。 「世界の隅々の国について説明を受けるんだが」ブッシュは言う。「皆が北朝鮮のことを話すんだよ」 「知事殿、」バンダルは言った。「あなたが北朝鮮を心配する理由について、ひとつお教えしましょう。」 「いいとも、お利口さん」ブッシュは言った。「教えて

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  • クルーグマン:「反故にされた約束」: 暗いニュースリンク

    「連邦政府の対応については私が全責任を負っています。1年前、我々はカトリーナの教訓を活かし、何としても復興を支援すると約束しました。(拍手)当時ジャクソン広場で話した事が現在でも同様に真実であると伝えるために、日、私はニューオリンズに戻ってきました。」 -2006年8月29日、ニューオリンズのウォーレン・イーストン高校にて行われた、湾岸地区復興についてのブッシュ大統領の演説より 「懺悔するしかない・・・大統領から指名された立場の者は、大統領を擁護するものです。そうすると、全くの真実を伝えるかわりに、(ホワイトハウス側の)主張に従うことになる。今、私が最も後悔しているのはそれです。」 -2006年8月29日、前FEMA長官マイケル・ブラウンのインタビューにおける発言。ブラウン氏はさらに、カトリーナ災害後のホワイトハウス閣僚会議でブッシュ大統領が、「批判の矛先がブラウンに向いてるのはありがた

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