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ブックマーク / gendai.media (20)

  • 欧米諸国が歴史的に犯した「二つの誤り」〜だからテロリストは今日も生まれる(内山 節) @gendai_biz

    文/内山 節(哲学者) パリのアラブ人街にて パリに足を伸ばしたとき、私には一度は必ず出かける場所がある。そこはベルヴィルという地区で、昔は貧しい労働者たちが暮らすパリの場末の町だった。 ルネ・クレール監督の映画『天井桟敷の人びと』の舞台になったのもこのあたりで、映画のなかでは貧しかった娘が金持ちの家に嫁ぎ、豪邸のベランダに立って遠くにかすむ労働者の町の灯をみながら、あの暮らしの方が人間的だったと振り返るシーンがある。 私がこの地区に出かけるようになったのは35年ほど前で、その頃はアラブ人街になっていた。フランスは主として1960年代に労働者不足を解消するために外国人労働者を呼び寄せた。彼らはフランスの底辺の労働をにない、パリの最下層の町で暮らすようになった。いまにも崩れ落ちそうな3階建てくらいの古い建物が並ぶ場所だった。 だがここでのアラブ人たちの暮らしは長くはつづかなかった。1980年

    欧米諸国が歴史的に犯した「二つの誤り」〜だからテロリストは今日も生まれる(内山 節) @gendai_biz
  • TV界の特異点「タモリ」の謎〜汗をかかず、欲も見せない。なぜ存在だけで万人を魅了できるのか?(高堀 冬彦) @gendai_biz

    40年変わらない、汗を感じさせない芸風 フジテレビ『ヨルタモリ』(日曜午後11時15分)が9月末で終わってしまう。残念だ。タモリ(70)のゆるいトークとコントが、ウィークデーを前にした少し憂な夜に合っていたと思う。 半面、タモリ人にとっては、ちっとも残念なことではない気がする。ほかにも番組は複数あるし、すでに古希。少しのんびりしたいと思っても不思議ではない。そもそも昔から欲の見えない人だから。 最近、元テレビマンで現在は大学教授をされている方から、「バラエティー番組は出演陣が汗をかくほど面白くなる」と教えられた。なるほど、『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日テレビ)も『世界の果てまでイッテQ!』(同)も出演陣は汗をかいているし、過去には『8時だョ!全員集合』(TBS)や『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)も汗を感じさせた。 もちろん例外もある。その筆頭格が各番組におけるタモリだろう。

    TV界の特異点「タモリ」の謎〜汗をかかず、欲も見せない。なぜ存在だけで万人を魅了できるのか?(高堀 冬彦) @gendai_biz
  • 『吹奏楽の神様』屋比久勲氏が47年間子どもたちに実践してきた怒らない教え方(1)(屋比久 勲) @gendai_biz

    6つの学校で、全国大会30回出場、全国金賞14回獲得し、「吹奏楽の神様」とも称される屋比久勲氏。 屋比久氏が実践してきた、怒ることなく子どもたちの力を伸ばす教え方を紹介する。 先生が勉強しないと子どもは伸びない 僕の家にはトランペット以外の楽器は何もありません。ほぼすべての楽器を独学で学んだからです。 僕は、音楽大学や大学の音楽科の出身ではありません。音楽の経験で言えば、中学校の頃に趣味でトランペットを始め、さらに大学4年生の時に週に1回クラブ活動でトランペットを吹いていただけです。 大学生の頃までは水泳で国体選手を目指していたのですが、いつもギリギリで代表になれず、そこで「国体選手を作ろう!」と思って、琉球大学教育学部を卒業後、小学校の先生の職につきました。でも、赴任した学校にプールがなかったので、国体選手を育成する夢は仕方なくあきらめました。 吹奏楽を指導するようになったきっかけは、ほ

    『吹奏楽の神様』屋比久勲氏が47年間子どもたちに実践してきた怒らない教え方(1)(屋比久 勲) @gendai_biz
  • いきなりネイティブに! おどろきの「ストレッチ式発声術」とは?(藤田 佳信)

    「前書き図書館」メニューページはこちら さよなら、カタカナ・イングリッシュ! ネイティブ独特の「英語の響き」は、ダイナミックな口筋の動きと、メリハリを効かせた“省エネ発音”が生んでいる。日語特有の「控えめな」筋肉の使い方から脱出して、英語らしく響かせる「口」と「舌」を手に入れよう。初学者はもちろん、中級以上の「壁」を破るのにも最適な「ストレッチ式」を、開発者が初公開! はじめに 書で解説する「ストレッチ式発声法」を,大学外で初めて紹介したのは,5年ほど前のことです。知り合いの記者さんのすすめで,読売新聞大阪社で一般向けの教養講座を催しました。 講座は「英語でお口のラジオ体操」と銘打ち,多数の応募者から抽選で選ばれた約30人のシニアの方たちと,みんなで一緒に発音&発声練習をしました。NHK のテレビ番組「英語でしゃべらナイト」でレギュラーを務めていた「パックン」(パトリック・ハーランさ

    いきなりネイティブに! おどろきの「ストレッチ式発声術」とは?(藤田 佳信)
  • 関係者たちが固唾を呑む「STAP細胞」捏造報道 小保方晴子さんにかけられた「疑惑」(週刊現代) @gendai_biz

    なぜ、こんなことになったのか。世界が将来の発展に期待した、新万能細胞STAP細胞。うら若き開発者である小保方晴子さんの論文に、次々と疑義が呈されている。劇的な名誉挽回はあるのか。 すでに「ミス」は認めている 「私は、いまとなっては小保方さんたちの研究を、非常に懐疑的に見ています」 ケンブリッジ大学幹細胞研究所のジョゼ・シルヴァ博士は、こう語る。 「最初は徹底的に研究されているように見えました。しかし、彼女らが『ネイチャー』に発表した論文には、いくつものミスが含まれていたのです」 画期的な研究成果だけでなく、30歳という若さやチャーミングさ、「割烹着で研究」という個性的なスタイルで〈美人研究者〉〈リケジョの星〉などと報道が過熱した、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー。 「ノーベル賞確実」と騒がれ、前途洋洋に見えた彼女の研究に、思わぬ疑惑が投げかけられている。 「夢の若返りも可能かもしれ

    関係者たちが固唾を呑む「STAP細胞」捏造報道 小保方晴子さんにかけられた「疑惑」(週刊現代) @gendai_biz
  • 第68回 チャップリン(その一)---父は急死、母は発狂。貧民街で生まれ、孤児院に収容された世界の「喜劇王」(福田 和也) @gendai_biz

    第68回 チャップリン(その一)---父は急死、母は発狂。貧民街で生まれ、孤児院に収容された世界の「喜劇王」 一九七二年、『モダン・タイムス』のリバイバル上映を口切りにして、チャールズ・チャップリンの作品が、次ぎ次ぎに、上映されるようになった。 その事情は、まったく与り知らないが、一年後には名画座にも、チャップリンの作品がかかるようになった。 私が初めて見た、チャップリンの作品は、『独裁者』。 実に楽しかった。 小林信彦さんが、マルクス兄弟を、格的に紹介しはじめた時期だったから---上映はかなり後からだけれど---アメリカの喜劇には、特段の興味を抱いていたが、こんなに凄い作品だったとは、思いもつかなかった。 併映されたのは、コスタ・ガブラス監督の『戒厳令』。 余談だが、イヴ・モンタンが、左翼勢力の弾圧を指導するアメリカ人役で、出ていた。イヴ・モンタンは、おそらく、当時のフランス、というか

    第68回 チャップリン(その一)---父は急死、母は発狂。貧民街で生まれ、孤児院に収容された世界の「喜劇王」(福田 和也) @gendai_biz
  • 田原総一朗 × 佐々木俊​尚 Vol.3「これから日本は総透明社会になると思います」(田原 総一朗) @gendai_biz

    第五世代コンピュータは実ビジネスにつながらなかった 田原: 行政も民主主義のような国家の形も崩れていくだろう、と『レイヤー化する世界』に書かれていますけれど、それはどういうことですか? 佐々木: アベノミクスを考えるとすごくわかりやすいんですが、金融、財政政策をやったけれども、三目の成長戦略は成果が上がっていないと散々いわれたているわけですよね。そもそも成長戦略なんて可能なのか。今までの日の経済産業分野の成長戦略はずっとやってきたわけですが、基は規制緩和と産業振興ですよね。 とくに後者の産業振興がすごく問題で、産業振興政策といいながら成功した政策がはたしてあったのか、という議論があるわけですよ。実際にコンピュータ関係の政策でいっても、第五世代コンピュータとかやって大失敗していますよね。 田原: 第五世代コンピュータは失敗だったんですか? 佐々木: 一応何らかの実験結果は出ていますけれ

    田原総一朗 × 佐々木俊​尚 Vol.3「これから日本は総透明社会になると思います」(田原 総一朗) @gendai_biz
  • 田原総一朗 × 佐々木俊​尚 Vol.1「レイヤー化する世界では自動車メーカーもこう変わっていく」(田原 総一朗) @gendai_biz

    レコード会社が「よし、こいつを売りだそう」という仕組みはもはやない 田原: 佐々木さんの『レイヤー化する世界』を読ませていただいきました。とてもおもしろかったです。ただぼくにはよくわからないところもあった(笑)。たとえば今の民主主義の国がなくなっちゃうとか、情勢が大きく変わっていて。まず音楽の世界から変わっていく、と書いているんだけど、これはどういうことですか? 佐々木: 今まではレコード会社が中心になっていて、レコード会社がミュージシャンも録音スタジオもCDショップも抱え込んで、全部抱え込んで、そこでビジネスが成り立っていました。でも、すべてを抱え込んでうまく利益を配分してくれるような仕組みみたいなものはもう崩壊してきているんです。 今はネット配信が中心になってきて、グローバル市場でいうと、海外だとiTunesとか、最近だとiTunesよりもさらに流行っているのは月額1,500円くらい払

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  • セミは自然界の数学者。13年、17年周期で大発生! その驚きのワケとは・・・() @gendai_biz

    静岡大学創造科学技術大学院教授 吉村 仁先生 1954年生まれ、神奈川県出身。千葉大学理学部生物学科を卒業後、ブリティッシュコロンビア大学研究員などを経て、現在、静岡大学創造科学技術大学院教授。セミの生態から経済論まで幅広く研究 絶滅しない素数ゼミの謎 松尾貴史(以下、松尾) 吉村仁先生は、セミの生態について研究をしているとうかがいました。素朴な疑問なのですが、クマゼミやアブラゼミのように、素数ゼミという種類のセミがいるということですか? 吉村仁(以下、吉村) 素数ゼミとは、13年か、17年おきに大発生するセミのことで、正式には「周期ゼミ」といわれています。 松尾 周期ゼミ。 吉村 実は、たまたま僕が周期ゼミに関するを『素数ゼミの謎』というタイトルで出したので、日では素数ゼミという名前で知られるようになったのです。素数ゼミというのは、アメリカの中西部から東部、南部にかけてのみ発生する、

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  • 地域のつながりで循環する「腐る経済」へ~岡山県の過疎の町、「田舎のパン屋」が起こす「静かな革命」~(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    「自然界のあらゆるものは腐るのに、この世でお金だけが腐らない」 『モモ』で知られるドイツのファンタジー作家ミヒャエル・エンデは、『エンデの遺言』(NHK出版)の中で、そう語り、現代の金融システムが引き起こす弊害に警鐘を鳴らした。 お金だけが、あらゆるものがいずれは「腐る」自然界の摂理から外れている。いつまでも減らないばかりか、利潤や利子でどこまでも膨らんでいく。そのおかしさが、環境問題や経済恐慌など、資主義の負の側面を引き起こしているのではないか---と。 そして、「腐らないお金」が支配するマネー資主義の矛盾を克服する手段として、エンデは「地域通貨」に注目した。「地域通貨」とは、「腐らないお金」と切り離された、その地域でしか使えない独自の通貨のこと。それによって地域の経済循環をつくり出し、地域の力で地域を豊かにすることが「地域通貨」の理念だ。 田舎で「正しく高く」パンを売る その「地域

    地域のつながりで循環する「腐る経済」へ~岡山県の過疎の町、「田舎のパン屋」が起こす「静かな革命」~(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 池上彰×津田大介 【第1回】「オールドメディアを過大評価する必要はないということを伝えたいのです」() @gendai_biz

    池上彰×津田大介 【第1回】「オールドメディアを過大評価する必要はないということを伝えたいのです」 共著『メディアの仕組み』記念対談 井之上(夜間飛行): 今日はまず津田大介さんと池上彰さんの共著『メディアの仕組み』の読みどころや語り残してしまったところについてお話いただきたいと思います。また、このが出てからも日のメディアを取り巻く状況は動いています。そうした新しい動きについてもうかがいたいと思っています。 それから、「これからのメディア」というテーマで外せないのは、津田さんの作られた新しい政治メディア「ポリタス」です。この「ポリタス」の制作秘話もぜひお聞きしたい。過去を振り返るということももちろん必要です。ただ、せっかくメディアの最先端を走っているお二人が揃ったことですし、未来に向かって、新しいメディアがどういう形になっていくのかということをお二人にお話をしていただければいいかな、と

    池上彰×津田大介 【第1回】「オールドメディアを過大評価する必要はないということを伝えたいのです」() @gendai_biz
  • 『グーグル秘録』文庫版解説 by 成毛眞() @gendai_biz

    レビュアー:成毛 眞 1981年から2000年までマイクロソフトで働いていた私にとっては、まさにデジャヴでもみているかのような物語だ。いまをときめくグーグルも、いつかは普通の大企業になり、それにつれて一方的にパンチを浴び続けていたメディア業界や広告業界なども気を取り直して反撃に転じ、創業期のメンバーが次々と退職し、やがて若いパンチ力のある会社と新しいビジネスモデルの出現を目の前にして呆然と佇むであろうことを確信した。それはまさにAT&Tやマイクロソフトが辿ってきた道なのだ。 いやグーグルはAT&Tやマイクロソフトほど陳腐な会社ではなく、グーテンベルグの印刷術やライト兄弟の航空機に匹敵する革新を生み出し続けているから、衰退などありえない、と主張する読者もいるだろう。しかし、少なくともAT&Tのベル研究所がなければ、そもそもトランジスタは発明されてないのだし、マイクロソフトの貪欲さがなければ、

    『グーグル秘録』文庫版解説 by 成毛眞() @gendai_biz
  • 話題の本の著者に直撃! 樋口毅宏僕にとっては人間以上の存在。だからタモリさんを「神」と呼びたい(フライデー) @gendai_biz

    ひぐち・たけひろ/'71年東京都生まれ。出版社勤務を経て、'09年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。著書に『日のセックス』、『民宿雪国』、『雑司ヶ谷R.I.P.』、『テロルのすべて』、『二十五の瞳』、『ルック・バック・イン・アンガー』がある〔PHOTO〕金井尭子 取材・文/井上華織 —売り上げがすでに10万部超、大きな反響を呼んでいる『タモリ論』ですが、執筆の経緯は樋口さんのデビュー小説『さらば雑司ヶ谷』の一節が大きく関係しているそうですね。 登場人物たちが人類史上もっとも優れたミュージシャンを論じ合う場面で、「小沢健二だ」という意見が出ます。みんなが疑問に思うなか、「四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わない、あのタモリが絶賛した」と言われて、「タモリが言うなら仕方ないか」と納得する—編とは直接関係のないこの一節が独り歩きして、一冊の新書になりました。 このエピソードがタモリ

    話題の本の著者に直撃! 樋口毅宏僕にとっては人間以上の存在。だからタモリさんを「神」と呼びたい(フライデー) @gendai_biz
    morio4376
    morio4376 2013/09/01
    タモリ論
  • 田原総一朗 × オリバー・ストーン & ピーター・カズニック「武力介入は失敗するという歴史をなぜアメリカは繰り返すのか」(田原 総一朗) @gendai_biz

    広島・長崎への原爆投下は必要なかった 田原: 今回、オリバー・ストーンさん、そしてピーター・カズニックさんにインタビューする機会が持てて幸いに思います。まずうかがいたいのは、僕は以前ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官にインタビューしたことがあって、「あなた方は広島と長崎に原爆を落とした。そしてまったく何の罪もない一般市民を大量に殺した。この責任をアメリカはどうとるつもりなのか」と聞いたんです。 そうしたらキッシンジャーが、「広島と長崎に原爆を落とさなければ日土決戦をやるつもりだった。土決戦で何百万人、あるいは一千万人以上の日人が亡くなるはずだった。原爆を落とすことでその人数をかなり減らしたんだから、むしろ日アメリカに感謝すべきだ」と答えた。それについてどう思いますか? ストーン: キッシンジャーの見方は私たちの見方とはまったく違います。私たちは広島・長崎への原爆投下は必要な

    田原総一朗 × オリバー・ストーン & ピーター・カズニック「武力介入は失敗するという歴史をなぜアメリカは繰り返すのか」(田原 総一朗) @gendai_biz
  • 田原総一朗×竹中平蔵対談【上】「成長戦略など不要!成長を阻害する『岩盤規制』をぶちこわせばいい」(田原 総一朗) @gendai_biz

    この対談は6月10日に収録しました。 田原: 今日は竹中平蔵さんに来ていただいています。「いま、アベノミクスの危機をどうとらえるか」というテーマでお話をいただきたいと思います。焦点になっているのは、今は株価も動いていますが、もう1つ、「3の矢」が当にちゃんとできるのか、ここをぜひお伺いしたいと思います。 この前、日経新聞を読んでいたら、英エコノミスト誌の元編集長のビル・エモット氏が「構造改革、まだ日の目を見ず」と言っていました。構造改革というと3の矢ですけど、1目は金融緩和で、2目は公共事業を作る、3目が経済成長、ということですね。その3目の矢の話をお伺いする前に、ここのところ急に株価が乱高下しています。これはどう見てらっしゃいますか? 日経平均は1万8000円を超えてもおかしくない 竹中: まず、これは私がよく申しあげることなんですが、ちょうど10年前の5月、私はりそな銀行

    田原総一朗×竹中平蔵対談【上】「成長戦略など不要!成長を阻害する『岩盤規制』をぶちこわせばいい」(田原 総一朗) @gendai_biz
  • EU機能不全の原因は経済格差ではない!? 免許証を再発行して再確認したドイツ人の驚異的なメンタリティー(川口 マーン 惠美) @gendai_biz

    EU機能不全の原因は経済格差ではない!? 免許証を再発行して再確認したドイツ人の驚異的なメンタリティー 免許証が見つからない。整理整頓のできない私の場合、物が無くなるのは毎度のことだが、免許証がないのは困る。二日ほど探しまくった。「私の人生から物を探している時間が無くなれば、どんなに余裕のある生活ができるだろう」と呪いながら。しかし、出てこなかったので、しかたなく再発行のため役所に行った。 受付で尋ねると、すぐにどの部屋へ行けばよいのか教えてくれた。そして、そこで番号札を引いて待っていると、たちまち順番が来た。無くなった免許証のコピー(ドイツでは更新が無いので30年以上も前の物)を持っていたので、それを出すと、係の女性がキーボードを叩き、ものの30秒もしないうちに私のデータをすべて洗い出した。現住所も、現在の名前も言う必要がなかった。 コンピューターの計算能力と、ドイツ人の整理整頓能力が束

    EU機能不全の原因は経済格差ではない!? 免許証を再発行して再確認したドイツ人の驚異的なメンタリティー(川口 マーン 惠美) @gendai_biz
  • 一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか(山岸 浩史)

    チャンスを得た三浦、リードを狙う 先制攻撃をかけることを、将棋用語で「仕掛ける」という。電王戦第5局は序盤戦を得意の展開に持ち込んだ三浦弘行八段が、いつ、どう仕掛けるかに注目が集まっていた。 だが、先に仕掛けたのはGPS将棋のほうだった。 「変な手、来たね……」 控え室で戦況を見守る棋士たちから、戸惑いの声が上がる。それは、見るからに違和感がある仕掛けだった。プロでなくても将棋を熱心に学んだことがある者なら、このような仕掛けはうまく行かないと直観的に捨ててしまう類の手順だ。 終盤戦での、玉が詰むかどうかという読みでは、人間はすでにコンピュータの敵ではない。目的が明確なときの演算能力こそコンピュータの最大の強みだ。 しかし、まだ目的が漠然としていて読みを絞れない序盤から中盤にかけては、人間にアドバンテージがあるとされている。経験によって培われた直観、すなわち大局観が、考え方の方向を教えてくれ

    一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか(山岸 浩史)
  • ソフトとの対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音(山岸 浩史)

    ソフトとの対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした音 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【前編】 【訂正】GPS将棋開発者の金子知適氏より、文中の金子氏の発言に関する記述に2ヵ所、事実と違う点があるとのご指摘をいただき、検討しましたところ、筆者の誤認であることがわかりましたので、訂正いたします(該当箇所に注釈があります)。金子氏に多大なご迷惑をおかけしましたことを、謹んでお詫びいたします。 人間が機械と引き分けて泣く日が来ようとは・・・ 「人間がコンピュータに負けちゃ、だめだよね?」 高校生になったばかりの息子がニュースを見ていてそう問いかけてきたのだけど、どう答えたものだろうか──ある友人からそんなメールが届いたのは、4月19日の夜だった。 親子ともに、将棋についての知識はほとんどない。そして、その息子さんは「人間」を応援するニュアンスでそう言ったのだという。 将棋のプロ棋

    ソフトとの対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音(山岸 浩史)
  • ビジネスとしての将棋を議論した後の「感想戦」(山崎 元) @gendai_biz

    田中寅彦九段との対談からわかったこと 前々回の欄で、「衰退か? 盛り返すか? 頭脳の格闘技『将棋』をビジネスとして考える」と題して、主として日将棋連盟とプロ棋士が関わるビジネスの側面について論じてみたが、筆者としても意外なほど多くの反響を貰った。 朝日新聞(11月6日夕刊)で取り上げて貰ったし、何よりも11月7日に、日将棋連盟の田中寅彦常務理事(九段)とこの問題について対談し、ニコニコ生放送で中継されるという機会を得ることができた。また、田中九段以外にも、何人かとプロ棋士のお話を聞くことができた。この場を借りて、田中九段をはじめ、お話を伺うことができた関係諸氏に大いに感謝したい。 筆者は、将棋連盟の詳しい経営内容やプロ棋士の人間関係を知るような「将棋界のインサイダー」ではない。将棋ビジネスの将来を語るには、まだまだ分からないことが多い。だが、せっかくこうした機会を得たので、特に、ニコ

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  • 衰退か? 盛り返すか? 頭脳の格闘技「将棋」をビジネスとして考える(山崎 元) @gendai_biz

    羽生善治氏の前人未踏の偉業 将棋棋士の羽生善治氏が今年7月、第83期「棋聖戦」で防衛を果たし、タイトル獲得回数が81回となって、歴代単独トップに躍り出た。かつてよりもタイトル戦の数が増えているとはいえ、69歳まで現役の第一線で戦い続けた大山康晴15世名人の記録を41歳で破ったのだから、文句なしの偉業だ(大山名人が最後の、つまり80回目のタイトルを獲得したのは59歳の時)。そして、羽生氏はその後もタイトル戦での勝利を積み重ねている。 アマチュアの一将棋ファンに過ぎない筆者が両者の記録を内容的に評価することはできないが、私見では、羽生氏の時代の方が大山名人の時代よりも、ライバルの数が多く、かつ強かったのではないかという印象を持っている。世界的に見ても、「頭脳の格闘技」のプレーヤーとして、突出した実績だ。なお、羽生氏は、趣味のチェスにおいても日のトッププレーヤーである。 周知のように羽生氏は、

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