チャネル幅の拡張(チャネルボンディング) 11a、11n、11acではOFDMと呼ばれる変調方式を使っています。OFDMではデータを複数の搬送波(サブキャリア)に乗せて送ります。従って、このサブキャリアの数が増えれば増えるほど、一度に送信できるデータが増加します。 11aでは1チャネル20MHz幅で、その20MHzの中に52本のサブキャリアを持っていました(データ用は48本)。11nでは同じ20MHzの中に56本のサブキャリア(データ用は52本)を配置して高速化を実現しました。さらに11nでは、2つのチャネルを1つにまとめて40MHzを1チャネルとして扱うチャネルボンディングという機能を実装しました。 40MHzのチャネルの中には、114(データ用は108個)のサブキャリアを持っています。20MHzの2倍より多い理由は、20MHzで使用できなかったセンター周波数が2つの20MHzをまとめた