夏休みになると学校に行っている人たちが、そこらじゅうにあふれ出す。インターネットも、その例外ではない。そして夏になると、「夏厨うぜぇ」とか「ゆとり氏ね」などの罵詈雑言も飛び交う。私はこう言う発言を見るたびに、何でもっと仲良くできないのか、何とかしたいと思っていた。 だが結果からいえば、仲良くなんておそらく無理なのだ。彼らは夏にしか現れない。だとすれば、彼らが使う言葉はどうしてもライターのそれではなく、日常で使う言葉や断片的に覚えた言葉になってしまう。たとえば、日頃から「うんち」の面白さに目覚めて、「うんち」ばかりしゃべっている子供がいたら、ネットでも「うんち」を連呼するはずだ。決して、「要は勇気がないんでしょ」などとはいわない。 閑話休題。つまり、彼らにはアイロニーやユーモア、パロディーなどの、つっこむ技術がない。自分が罵られても、そこから笑いを生み出せない。だから、若くて元気が余っている
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