急逝した当日、スノーデン事件を扱ったドキュメンタリー映画『シチズンフォー』についての自社イベント「TimesTalks」にてモデレーターを務めていたデービッド・カー氏 〔PHOTO〕gettyimages ニューヨーク・タイムズの著名メディアコラムニスト、デービッド・カー(David Carr)氏が2月12日夜、編集室で倒れ、運ばれた病院で58歳の生涯を終えました。検死結果によると死因は肺がんによるものと報じられています。 コカイン中毒、がん闘病体験という過去を持ちつつも、2002年からはニューヨーク・タイムズのメディアコラムニストとしての鋭い分析力や彼独特の人柄により大きな存在感を持ち、ニューヨーク・タイムズ、そしてジャーナリズム業界の擁護者として、幅広く信頼され、愛されているジャーナリストでした。 この突然の訃報はニューヨーク・タイムズでは翌日の一面トップ記事として、そしてワシントン・