あんまりたくさん読んでないのでお恥ずかしいですが、P. ブルデューの『ディスタンクシオン』は大学2回生のときにめっちゃハマってました。世の中にこんなおもろい本があるんかと思った。ブルデューの中心的な概念は文化資本やハビトゥスじゃなくて差異化だと思ってます。誰もが誰もに勝とうとしている。でもそのときにゲームはひとつじゃなくて複数あって、時にはゲーム自体をひっくり返すことも戦略のなかに入る。ゲームに参加しないということも差異化のひとつです。階層がそのまま文化実践を(再)生産してるっていうよりは、人の評価や判断や価値付けというものは必ず自己正当化になってるんだってブルデューは言いたかったんだと思います。小さい子どもの頃からなんとなく考えてたことが見事に言語化されていて興奮しました。社会学ってすごいなあと思った。これ以後はあんまりすごいなあと思ったことはないですが。 その他はまあ、ありきたりです