近年、日本のゲーム会社から海外進出のご相談をよくいただくようになりました。そこで今回のコラムでは、AppLovin本社のブログに、アメリカのゲーム業界のコンサルタントであるJosh Burns氏が投稿したコラムを、AppLovin日本法人の林が日本の読者の皆様向けに編集してお届けします。 もしあなたが日本以外でゲームをリリースする新たなマーケットを探しているなら、東南アジアは魅力的なマーケットでしょう。急速に成長を遂げており、調査会社「Newzoo」によると、東南アジアのゲームアプリの売上高のCAGR(Compound Average Growth Rate:年間平均成長率)は +45.3%で、世界全体の成長率の3倍となっています。多くの専門家が、モバイルゲーム市場の次の中国的な存在として東南アジアに注目しています。米国や中国、韓国は既に「レッド・オーシャン」と化し、競争が激しさを増してい
VRの伝道師、GOROmanこと株式会社エクシヴィ代表取締役社長 近藤義仁氏が語る、国内におけるVR向けHMDムーブメントのこれまでとこれから 本誌の読者ならご存じのとおり、「ゲームビジネス新潮流」を冠したこの連載はほぼ1年間にわたりVR関連の企業に対しインタビューを敢行してきました。これらのインタビューで常に遭遇する名前がありました。GOROman氏(または近藤氏)です。前回のProduction I.Gでのインタビューでは、2014年のとある新年会でGOROman氏と出会い、Oculus Rift DK2を手にしたことがきっかけだと言っていましたし、新清士氏がVRに対しビジネスとしての可能性を実感したのが、GOROman氏が開発した『MikuMikuAkushu』を2014年4月7日に開催されたUnite Japan 2014の会場で体験してからというのは有名な逸話として知られています
1987年からゲームグラフィッカーというキャリアをスタートし、数社を経て、アニメーションスタジオのピクサーに入社。16年の間にピクサーを代表する複数のアニメの制作に従事。2011年にいまのDynamightyというデベロッパーを立ち上げて再びゲーム業界に戻ってきたMark Holmes氏。 Dynamightyが昨年プレイステーション4やiOS/Androidでリリースした『CounterSpy』(日本国内ではSCEから配信)は、ゲーム性もさることながらビジュアルスタイルでも非常に高い評価を受けました。ピクサーで多くの事を学んだというHolmes氏。デザインに対する考え方やピクサーでの経験について語りました。 Holmes氏は「良いデザインとは何か?」と聴衆に問いかけてこう答えます――「物語を支えるデザインこそが良いデザインである」と。これはピクサーの教えだと言います。 約10年間の
KANSAI CEDECで立命館大学ゲーム研究センターは「ゲームの『ナラティブ』がどうしてこれほど問題になるのか?」というパネルディスカッションを実施しました。セッションでは、ふだんゲームで当たり前のように扱われている「物語」や「物語体験」という行為について、「物語を体験するプレイヤー」との関係性の中で、あらためて捉え直すことの重要性が指摘され、さまざまな議論が展開されました。 登壇者は立命館大学ゲーム研究センター&国際大学GLOCOMの井上明人氏、立命館大学ゲーム研究センターの吉田寛氏、そしてユニティ・テクノロジーズ・ジャパン&慶應義塾大学大学院KMD研究所の簗瀬洋平氏です。このように議論は学術的なバックグラウンドから展開されたため、今ひとつゲーム開発者にとって腹落ちしにくい部分もありました。そこで本稿では内容を大ざっぱに整理しつつ、議論の概要についてレポートします。 さて、ナラティ
東京だけでなく関西圏でも活発なオキュラス(Oculus)コミュニティ。CEDEC2014に引き続き、CEDEC KANSAIでも開発者コミュニティが、コンテンツ開発のうえで注目ポイントや注意点などのついてパネルディスカッションを行いました。パネリストはフェンリルの渡部晴人氏、GMOクラウドの山本昇平氏、フレームシンセシスの古林克臣氏、しのびや.comの西岡右平氏と加藤一喜氏が登壇。モデレータはセガの渡邉成紀氏がつとめました。 なお、本セッションはCEDEC2014で行われた「Oculus Panel Discussion〜Oculus Riftを用いたゲーム制作〜」の内容を下敷きに、パネリストを一新しておこなわれたものです。CEDEC版については、すでにレポート記事が公開されていますので、そちらも参照いただければ幸いです。 はじめにフレームレートについて、渡邉氏は「DK2のlow pe
ゲームを支える環境を評価「ゲームクラウドアワード2015」の結果を発表・・・4年連続国産クラウド「GMOアプリクラウド」が最優秀賞 株式会社イードでは、投票によってゲームやアプリケーションの提供に適したホスティングサービスを表彰する「ゲームクラウドアワード2015」の結果を発表します。 ゲームにおけるネットワーク・オンライン要素は近年では必須の機能となってきました。ゲーム開発者にとっては、そうした機能を作りこむ重要性が高まると共に、バックエンドのネットワーク環境の重要性も高まってきました。今年で4回目となる「ゲームクラウドアワード2015」はそうしたネットワーク環境を支えるクラウドサービスをゲーム開発者からの評価を元に表彰する試みです。 総合満足度で最優秀賞に輝いたのは、GMOインターネット株式会社が提供する「GMOアプリクラウド」。同サービスはソーシャルゲームに特化したクラウドサービ
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が、サムスン電子のVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR」に対応したシューティングゲーム『Protocol Zero』のデモ版をリリースした。 「Gear VR」は同社のAndroid端末「GALAXY Note 4」をはめ込んでHMD化するキットで、米Oculus VRとの共同開発のもと作られた。 『Protocol Zero』は敵勢力を倒すため、廃墟の中で物陰に隠れて標的を狙うステルスゲームで、開発はカナダのゲームデベロッパーのSkybox Labsが担当している。暗視ゴーグルを着用して標的を探す空間インタラクションが表現されており、暗闇にまぎれて標的に近づく緊張感とスリルが味わえるタイトルだという。 なお、プレイにはGear VRの他にSamsung GamepadがAndroid対応のゲーム・コントローラが必要となる。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)と一般社団法人ソーシャルゲーム協会(JASGA)が臨時総会を行い、来年4月1日付で合併することを決議。CESAの鵜之澤伸会長(バンダイナムコゲームス副社長)とJASGAの守安功(ディー・エヌ・エー代表取締役社長)・田中良和(グリー代表取締役社長)両共同会長が揃って記者会見をしました。 鵜之澤会長は「ハードやプラットフォームの進化で、どこまでがコンソールか、どこまでがネットワークゲームか、という区別は意味が無くなってきた」と説明。守安共同会長も「垣根を超えてユーザーさんに安心・安全にゲームを提供するためには一緒に活動を行っていった方が効率的で自然だ」と合併の理由について語りました。 CESAは主に家庭用ゲーム関連企業で作る業界団体。 JASGAはソーシャルゲーム関連企業で作る業界団体。JASGAは2012年11月に発足し、ディ
10月25日〜26日にVR(仮想現実)ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の開発者向けイベント「OcuFes会」が開催される。 このイベントは半年に一度の開発者の開発者による開発者のための祭典で、デジタルコンテンツエキスポが開催中の日本科学未来館7Fイノベーションホールにて開催される。話したい事がある人が登壇し、それを聞き、そして実機に触れるという開発者同士の交流イベントで、当日は様々な「Oculus Rift」向けデモが出展される予定。 基本的に参加自由でチケットが無くても入場可能とのことだが、”だいたいの参加者数を把握するため”にサイトにて事前申し込みを受け付けている。出展作品の詳細や申し込みはこちらを参照のこと。
CEDEC 2014にて、株式会社ウェブテクノロジ代表取締役の小高輝真氏、フリーランスプログラマの東田弘樹氏によるセッション「工程の手戻りを最小限に 2Dエンジン活用における傾向と対策」が開催されました。 本セッションでは、2Dゲームを作成するために使いやすいゲームエンジンはどれか、という部分に焦点を当て、開発ツールとしての使いやすさ、完成したゲームの処理速度などを多面的に比較した情報が語られました。 ウェブテクノロジと言えば、「OPTPiX」シリーズを始めとしたゲーム開発ツールメーカーとして知られています。ただ本セッションはそれらをアピールするものではなく、純粋に世にある2Dゲーム向けエンジンを紹介・解説するという内容になっています。なお講演のスライドは、ウェブテクノロジのブログで公開していますので、そちらも合わせてご覧ください。 ■2DゲームエンジンはUnityとCocos2d-
バンタンゲームアカデミーが、エピック・ゲームズ・ジャパンとのコラボレーションにより、9月15日(月・祝)より複数回にわたりエピック・ゲームズ開発のゲームエンジン「Unreal Engine4」を使用したハンズオンワークショップを開催すると発表した。 「Unreal Engine4」は、エピック・ゲームズが開発し、PS4やXbox One、VRヘッドセットのOculus Rift等で多くの実績を持つ最先端のゲームエンジンで、9月2日(火)〜4日(木)に開催された日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2014」にて行われているアワード「CEDEC AWARDS」でもエンジニアリング部門の最優秀賞を受賞した。 今回のワークショップは、「Unreal Engine4」をよく知らない人や触ったことのない人を対象としたもので、当日はエピック・ゲーム・ジャパンのUnreal Engin
今月初めに工場からの出荷開始が報告されていた「Oculus Rift Development Kit 2」。多少の遅れはあったものの、遂に購入者への配送が開始されたようです。米国、欧州、アフリカ、アジア各地に送られたDK2は、約9,000台が来週末までに開発者の手元に届くだろうとの事です。ちなみにNeoGAFフォーラムでは早くも香港在住の方が到着を報告しています。 また、合わせてOculus Rift SDKのメジャーアップデートが実施。バージョンは0.4.0 Betaとなり、DK2を最大限に利用するための機能追加などが行われているそうです。DK2では高解像度化、遅延や残像の抑制に加えて、DK1にはなかった位置トラッキング機能が搭載されており、開発者達がこの機能をどのように調理していくか非常に楽しみですね。 なお、Oculus VRのブログでは昨日Game*Sparkでも取り上げた、映
MMD研究所は、「2014年 スマートフォンゲームに関する調査」を実施し、結果を公表しました。 スマートフォン・ソーシャルメディアの市場規模やユーザー動向をリサーチ・分析するMMD研究所は、2014年7月9日〜10日の2日間、スマートフォンを所有している男女565人を対象に「スマートフォンゲームに関する調査」を実施。その調査結果が発表され、現在の課金の実態や、プレイ時間の傾向などが明らかになりました。 ◆2014年 スマートフォンゲームに関する調査調査期間:2014年7月9日〜10日(2日間) 有効回答:565人 調査方法:インターネット調査 調査対象:スマートフォンを所有している20歳以上の男女 (スマートフォンゲーム利用者:300人、内 男性154人、女性146人) 設問数:8問 ・あなたが遊んだことがあるスマートフォンゲームのジャンルを教えてください。 ・スマーフォ
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