テレコムサービス協会 MVNO協議会は2月4日、携帯電話事業者同士のMVNOに反対する声明を発表した。ソフトバンクモバイルがMVNOとしてイー・モバイル回線を借りると発表したことを指しているとみられ、「制度の趣旨に反し、周波数免許を持つ事業者としての責務を放棄している」と批判している(ソフトバンクが定額制データ通信 イー・モバイルMVNOで3月から) 声明では、ソフトバンクのようなMNO(移動体通信事業者)がMVNOになることについて、「移動体分野の競争促進や、多様で低廉なサービス提供による利用者利益の実現といったMVNOの趣旨に反している」と主張。 MNOには「周波数の使用権を、電波利用料以外の対価を支払うことなく取得」する代わりに、「公平かつ能率的な電波利用を実現する設備を構築し、国民の利便に寄与する通信サービスを提供する」責務があるとし、「MVNOになるということは、この責務を放棄す