神戸市は24日、新型コロナウイルスのワクチン215回分について、集団接種会場で保管していた保冷庫の電源プラグが抜けていたため、使用できない状態になったと発表した。 神戸市によると、兵庫区役所の保冷庫に高齢者の集団接種用のワクチンを保管していたが、23日に職員が保冷庫の電源プラグが抜けていることに気づいた。 プラグを差し直したものの、保冷庫の温度計は21度を示していて、適正な保管温度は2度~8度であることから、ワクチンは最長2時間、保冷が効いていない状態だったという。 神戸市は、今月11日にも温度管理を誤り、ワクチン960回分が使用できなくなっていて、市は「貴重なワクチンを無駄にし、申し訳ない」と謝罪している。