Published 2022/03/12 19:05 (JST) Updated 2022/03/12 19:13 (JST) 富山県・神通川流域で発生したイタイイタイ病を巡り、原告患者らの全面勝訴判決が確定してから今年8月で50年を迎えるのを前に、被害者団体が12日、富山市内で記念式典を開いた。参加者が「公害病を二度と引き起こさない」との決意を確認し、悲惨な被害の教訓を後世に引き継ぐ思いを新たにした。 式典には原因企業である三井金属の代表者や県の担当者、地域住民ら計約140人が出席。「イタイイタイ病対策協議会」の小松雅子副会長が「今もなお苦しむ患者の救済を進める」と述べた。 イタイイタイ病は四大公害病の一つで、1968年に全国で初めて公害病と認定された。