自民党総裁選後の両院議員総会で、あいさつを終えた岸田文雄首相(左)と石破茂新総裁=27日午後、東京・永田町の党本部 石破茂元幹事長(67)が当選した自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)は1回目の投票でトップだった。高市氏の陣営に支援に入った選挙プランナーの藤川晋之助氏に、高市氏の健闘の理由と決選投票での敗因を聞いた。 ――1回目の投票で高市氏が1位になることは予想していたか 「自分でも驚いている。2位に滑り込むことで決選投票に持ち込もうと、SNSやユーチューブなどで党員票の獲得を目指した。7月の東京都知事選で石丸伸二・前広島県安芸高田市長を支援した若者たちの一部がフル回転した。高市氏のユーチューブチャンネルの総再生回数は300万回以上で、石破氏や小泉進次郎元環境相(43)を圧倒した。ネット戦略は成功した」 ――なぜネット戦略が党員票につながったのか 「今回、自民党は政策パンフ