サッカー専用新スタジアムを万博公園(大阪府吹田市)内に建設する方向で調整していたJリーグ1部のガンバ大阪(G大阪)は、候補地を同公園内とすることを24日、吹田市に正式に伝えた。同市も受け入れる方針で、2013年度中の完成を目指す。 この日午前、G大阪の金森喜久男社長と日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長が井上哲也・吹田市長を訪ね、候補地決定を申し入れた。 新スタジアムは、収容人員3万2000人以上。公園内にあるG大阪練習場周辺に建設する。少なくとも110億円に上る建設資金は、G大阪を中心に組織する募金団体が企業などから寄付金を募る。募金を基にスタジアムを建設するのは国内初。井上市長は今年12月の定例市議会でスタジアムの寄贈を受ける議案を提案する意向を示している。年間維持費などを巡って交渉は一度中断したが、吹田市が年間賃料を現在の2億2000万円から減免を働きかけるなど提案を行い、両者が歩み寄