<J1:徳島0-0G大阪>◇最終節◇6日◇鳴門大塚 G大阪が史上最大の大逆転劇で、9年ぶり2度目のリーグ制覇を達成した。運命の最終節は、最下位徳島に敵地で引き分け。同じ勝ち点62で優勝を争った浦和、2差で迫る鹿島がともに敗れたため05年以来の頂点に立った。 王者に与えられる銀皿を掲げたMF遠藤保仁(34)の表情は誇らしげだった。「仲間と喜び合えてうれしかった。でもこれだけじゃなく毎年、必ず日本一のタイトルを取れるチームにしていきたい」。13日の天皇杯決勝へ「次も取って今年を締めくくりたい」と3冠をにらんだ。 苦しいドローだった。最後はボールを回して勝ち点1を演出した。「僕はキャプテンという肩書があっただけ。みんなに助けられた。中断明けからは守備も安定し、点も取れるようになった。我慢すべきところは我慢できるチームになった」。 優勝をささげたい人がいた。09年12月22日にメーンスポンサー、パ