こないだデイリーヤマザキのハムカツが旨いという文章を書いたのだが、その後、またデイリーヤマザキに行く機会があったのでハムカツを注文した。わくわくした気分と少しばかり不安な気分を持ちながら。前者は「また、あのハムカツを食べることができるぞ」という気分。後者は「あんだけブチ上げたのに、二回目食べたら別にそうでもなかった、みたいなことにならないだろうか」という気分。そんな感じで、おれは108円を支払った。もちろん、ソースはいらないぜ。次回からは「ハムカツ、ソースなしで」と注文しようかと思うほどだ。おれはひょろっとしたメガネの店員からそれを受け取った。 前回と同じように歩きながら食べよう。いい年こいていようがなんだろうが、気にしないぜ。紙袋からそれを取り出し、ハムっとそれを口にした。が、そこに訪れたのはハムカツの旨さではなく違和感だった。ハムカツにあるまじき、歯ごたえの無さ。口の中にはハムカツには