現在16のメーカーが、ワールドツアーを戦う18チームに自転車を提供している(CanyonとSpecializedがそれぞれ2チームに提供)。 高額なスポンサー費に加え、1シーズン200台近くの自転車を提供するメーカーの実態を、自転車ロードレースの世界で長く働いてきたある人物の話を中心に、オーストラリアの『CyclingTips』が詳細にまとめていたので、一部意訳を交え翻訳した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回の取材に協力してくれたのはパオロ(仮名)。彼は6年間、世界のトッププロチームで選手として走り、その後は数十年に渡りワールドツアー・チームで働いてきた。 「おおやけには誰も知らない…ことになっている。だが(誰がいくら貰っているかなんて)みんな知ってる。それが自転車ロードレースの世界だ。プロトンじゃみんな知り合いだから。」 シーズン毎にチームが生まれ、そして消えていく。し