一分の隙もない完勝劇。ガンバ大阪が3−0で湘南ベルマーレを撃破した。 第29節を終えて勝ち点35で11位。プレーオフに回る16位の湘南とは4ポイント差で、この直接対決に敗れれば1ポイント差に詰められる危険性もあった。だが、残留争いの重圧にさらされることもなく、G大阪は力の差を見せつけた。 遠藤保仁は39歳になってもピッチで存在感を示した この結果、湘南との勝ち点差は7に拡大。数字上ではまだ降格の可能性は残されているものの、残り試合数を考えれば、残留争いから大きく抜け出したと言えるだろう。 今季のG大阪の基本布陣は、3バックの前にアンカーを配置した3−1−4−2。配球を担うアンカー役は矢島慎也が務めることが多かったが、この試合では遠藤保仁が起用された。 10番を背負う倉田秋が負傷離脱したことも要因だが、3試合ぶりに遠藤をスタメン起用した理由を、宮本恒靖監督は次のように説明する。 「ボールを動