芋焼酎の味と香りを化学する男。お湯割りマスター 森山正宗 森山 正宗 もりやま まさむね 鹿児島生まれ、鹿児島育ち。親子三代のお湯割りファン。 鹿児島大学大学院農学研究課で醸造学や発酵学など微生物の働きを学んだ後、 薩摩酒造に入社。甘藷利用技術研究所主任研究員を経て、現職は製造部課長代理。 お湯割りは、ムツカシイ。 鹿児島では、宴会などの席でお湯割りをつくるのは若輩の仕事です。 といっても、芋焼酎をお湯で割ればでき上がり、 というワケではないのがお湯割りの難しいところ。 乾杯用のお湯割りは手に持ってもこぼれないようにグラスの7〜8割でつくるとか、 ご年配の方には薄めにするとか、宴の始まりと後半では濃さを変えるとか… 様々な配慮が必要です。お湯割りの基本は、飲む人のことを第一に考えること。 おいしいお湯割りで、人間関係もあたためたいものですね。 こんなお湯割りは、飲みたくない。 居酒屋などで