AppleがiPhoneを発表したのは2007年1月9日。今月、発表から10年を迎えた。日本でわれわれがiPhoneを手にするようになったのは2008年7月。第3世代通信に対応し、カメラ機能などを向上させたiPhone 3GSからだった。 現在、年間約2億台を販売し、Appleの売上の6割以上を占めるスマートフォンが歩んできた10年間を振り返る際、筆者が特に注目するのは後半の5年間だ。それはちょうど筆者が米国に拠点を移してからの5年間でもある。 2011年、米国で暮らし始めた際に契約したのはiPhone 4Sだった。3G通信で全米最大のエリアを実現するVerizon Wirelessの契約で1台あたり70ドル、たった2Gバイトのデータ通信が含まれるものだった。 自宅にネット回線やテレビすらない状態で生活を立ち上げなければならない中、iPhoneを契約したことで、多くのことの肩の荷が下りたこ
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