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本と科学に関するmsakamoto-sfのブックマーク (12)

  • 2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ

    2011年7月15日にオープンしたノンフィクション書評サイトHONZ。日2024年7月15日をもちまして13年間のサイト運営に終止符を打つこととなりました。 2011年の東日大震災から、記憶に新しいコロナ禍まで。はたまたFacebookの時代からChatGPTの到来まで。その間に紹介してきた記事の総数は6105。 発売3ヶ月以内の新刊ノンフィクションという条件のもと、数々のおすすめを紹介する中で、様々な出会いに恵まれました。信じられないような登場人物たち、それを軽やかなエンターテイメントのように伝える著者の方たち、その裏側で悪戦苦闘を繰り広げていたであろう版元や翻訳者の皆さま。さらに読者へ届ける取次会社や書店員の皆さま、そしてHONZを愛してくださったすべての皆さま、当にありがとうございました。 サイトを閉じることになった理由に、明快なものは特にありません。こんなサイトがあったら

    2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ
  • 『励起 仁科芳雄と日本の現代物理学 上・下』伊藤憲二著(みすず書房) 上5940円、下6600円

    【読売新聞】 「日の現代物理学の父」と呼ばれる仁科芳雄の新たな評伝が出ました。戦時中、陸軍の原爆開発に協力したと言われてきましたが真実はどうだったかという点はもちろん、科学の発展に果たした仁科の役割や科学と社会のあるべき関係など、

    『励起 仁科芳雄と日本の現代物理学 上・下』伊藤憲二著(みすず書房) 上5940円、下6600円
  • NASA公開の“天体投入ゲーム”が混沌。ブラウザで遊べる、天体物理学に基づく星系づくり - AUTOMATON

    NASAの運営するAstronomy Picture of the Day(APOD)は6月19日、ブラウザゲーム『Super Planet Clash』をサイト上で公開した。 『Super Planet Clash』は、惑星系に天体を投入していくゲームだ。投入された天体は公転を始めるが、その軌道はほかの天体の引力による影響を受ける。そのため、考えなしに天体を投入していくとそれぞれの軌道が狂ってしまう。そして、天体同士が衝突する、またはひとつでも天体が軌道から離脱すると、ゲームオーバーとなる。プレイヤーは天体の軌道をなるべく維持しつつ、1000年続く星系を作ることを目指す。 天体は、星系内の任意の位置をクリックして投入可能。投入できる天体のサイズはEarthと、Ice giant/Giant planet/Brown dwarf/Dwarf starの計5種類。それぞれEarthと比べて1

    NASA公開の“天体投入ゲーム”が混沌。ブラウザで遊べる、天体物理学に基づく星系づくり - AUTOMATON
  • 2021年に刊行され、おもしろかったノンフィクションを振り返る - 基本読書

    2021年も終わろうとしているので、今年刊行されたの中でも特におもしろかった・記憶に残ったノンフィクションを振り返っていこうかと。昨年に引き続き今年もの雑誌の新刊ノンフィクションガイドを担当していたので、冊数はノンフィクションだけで200冊ぐらいは(数えているわけではないけど)読んでいるはず。 とはいえ、無限にピックアップしても仕方ないので、10冊目安に紹介していこう。 まずは科学書から 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学 作者:キース・クーパー河出書房新社Amazon科学系のノンフィクションの中でも宇宙系から取り上げていくと、まず紹介したいのはキース・クーパーによる『彼らはどこにいるのか: 地球外知的生命をめぐる最新科学』。今年は中国最大のファーストコンタクトSF『三体』三部作が完結し、年末に邦訳が刊行されたアンディ・ウィアー最新作もファーストコンタクトSFの傑作で

    2021年に刊行され、おもしろかったノンフィクションを振り返る - 基本読書
  • 『アルツハイマー征服』圧倒的な取材力と筆力で読ませるサイエンス・ノンフィクション! - HONZ

    書のプロローグは、「青森のりんごの形が良いのは、季節ごとに、こまめに手当てをするからだ」という、青森在住のわたしにとっては、不意を突かれる一文ではじまります。 なぜ、アルツハイマーので、青森のりんごなのか? その理由はすぐにわかりました。青森には、家族性アルツハイマーの大きな一族があるというのです。長身で美男美女の多いその一族は、おそらくは結婚相手に困ることはなかったのでしょう、よく繁栄したといいます。しかしどういうわけか、四十代、五十代になると、おかしなことが起こる。二戸陽子さん(仮名だそうです)の身にも、それが起こります。四十歳になる頃からりんごの作業ができなくなり、やがて、りんごの収穫期に、りんごの実ではなく、葉っぱを摘んで持ち帰るようになる。すると一族の人たちは、こうささやきあったそうです。「これはまきがきたのかもしれない」 ここでわたしはまたしても、ドキッとしました。「まき」

    『アルツハイマー征服』圧倒的な取材力と筆力で読ませるサイエンス・ノンフィクション! - HONZ
  • 9割の人が知らない再現性の危機 - 本しゃぶり

    で読んだ知識をドヤ顔で紹介したら、その実験には再現性がありませんでした。 そんな恥ずかしい記事を書いたブロガーは誰でしょう? そう、私です。 ステレオタイプ脅威はありますん ちょっと前に「ステレオタイプ脅威」の記事が話題になっていた*1。 世の中には「女性は数学に弱い」というような負のステレオタイプがある。自分のアイデンティティがそれに該当していると意識してしまうと、実際にパフォーマンスが落ちるというものだ。これは様々な実験の結果によって示されている。というのが記事で紹介されていた話だった。 ところが現在、その「実験結果」は再現性が無いと言われている。ステレオタイプ脅威の根拠は実験結果にあるというのに、その土台は不確かなものであるのだ。 とくに、最近の研究ではほとんど再現性がないとされている「ステレオタイプ脅威」について、リベラルバイアスにも言及しながら議論しているのが印象的。 日では

    9割の人が知らない再現性の危機 - 本しゃぶり
  • 『闇の脳科学「完全な人間」をつくる』 その先駆者の栄光と悲劇、そして「脳操作」の現在と未来 - HONZ

    同性愛の「治療」を受ける男。娼婦を相手に性的興奮を得ることができれば成功だ。男の頭には電極が差し込まれており、後頭部から4のコードが隣の部屋まで延びている。その部屋では、研究者たちが電極から送られてくる計測値を見ながら、男の快楽中枢に適切な電気刺激を与える。 まるでSFだ。しかし、未来の話としてはおかしいと思われないだろうか。現在の状況を考えると、LGBTが治療対象となる未来などやってくるはずがなかろう。未来物語でもなければ架空のストーリーでもない。米国で実際におこなわれた人体実験なのである。 書『闇の脳科学 「完全な人間」をつくる』の冒頭シーンがこれだ。いったいどんな内容のなのか。意識せずとも期待感が広がっていく。まるで脳のどこかに電気刺激が与えられたかのように。 この実験をおこなったのは、精神科医ロバート・ガルブレイス・ヒース。統合失調症病などさまざまな精神疾患に対して、患者

    『闇の脳科学「完全な人間」をつくる』 その先駆者の栄光と悲劇、そして「脳操作」の現在と未来 - HONZ
  • ビル・ゲイツ氏が勧める、誰もが読むべき12冊の科学にまつわる本

    ビル・ゲイツ氏は数十年にわたり、テクノロジーで巨万の富を築いてきた。そして、同氏は今、そのお金を感染症や気候変動対策に使っている。 同氏が科学を愛しているのは、間違いない。 ゲイツ氏はこれまで、何冊もの科学関連の書籍を一般向けにオススメしてきた。 環境、宇宙、生物……その分野は多岐にわたる。 同氏のお気に入りをいくつか紹介しよう。

    ビル・ゲイツ氏が勧める、誰もが読むべき12冊の科学にまつわる本
  • 絵本「せいめいのれきし」に改訂版が出ました - 紺色のひと

    「ちいさいおうち」で知られる作家、バージニア・リー・バートン。彼女の作品の中で、いえ僕がこれまで読んだ絵の中で、もっとも好きなのが「せいめいのれきし」です。幼い頃から何度も繰り返し読んで、娘にも何度も読み聞かせたこの。この度、やや古くなった内容の改訂版が出版されたと聞き、早速読んでみました。 ◆「せいめいのれきし」ってどんな? バージニア・リー・バートンによる、”地球上にせいめいがうまれたときから いままでのおはなし”です。原題はそのままずばり「LIFE STORY」。地球の誕生から、生命がうまれ、進化を遂げて、さまざまな生物が栄枯盛衰を繰り返したあと、やがて人間の時代になっていく……という壮大な歴史を、全5幕の劇を語るように描かれた物語です。なお、バートン女史の代表作はなんといっても「ちいさいおうち」。この「せいめいのれきし」は、「ちいさいおうち」が描かれた20年後、8年間をか

    絵本「せいめいのれきし」に改訂版が出ました - 紺色のひと
  • 人類の叡智は無限である(ような気がする)『狂気の科学』 - HONZ

    作者:レト・U. シュナイダー 翻訳:宮下 悦子 出版社:東京化学同人 発売日:2015-05-14 この、一度は書店でやりすごした。タイトルも装丁も地味。目次を見たら、脈絡のないトピックスが、年代順に並べてある。ぱらぱらっとめくったが、なんとなく読みにくそうな気がしたので、パス。 しかし、次に書店に行ったとき、また、このが呼ぶのである。一度捨てたに呼びかけられることはめったにない。そこまで迫ってくるのならと、ちょと目を通したら、むちゃくちゃおもろい。こういうでは、たいてい、つまらんテーマがいくつかまぎれこんでいるものだが、総数91のトピックスはすべておもろかった。著者のシュナイダーさん、よほど膨大なストックがあって、そこから厳選したのだろう。 タイトルは「科学」となっているが、内容はかなり限定されていて、ほとんどが心理学と医学、すなわちヒトを対象にした研究である。『奇態な実験』と

    人類の叡智は無限である(ような気がする)『狂気の科学』 - HONZ
  • 『にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語』 ホッキョクグマの肝臓を食べてはいけない - HONZ

    ワトソンとクリックによりDNAの二重らせん構造が明らかにされて60年以上が経過し、私企業のサービスを利用すれば個人でも気軽に遺伝子解析が行える時代となった。アンジェリーナ・ジョリーが自らの遺伝子検査結果をもとに乳房切除を決断したように、遺伝子分析の結果が私たちの意思決定に影響を与える事例もみられる。しかし、わたしたちは自分の未来を委ねられるほどに、遺伝子のことを理解しているだろうか。 著者は、そもそも遺伝子とDNAはどう違うのか、から説き始める。多くの先人たちの努力によって、遺伝子の役割は少しずつ、だが確実に明らかになってきている。書では、教科書的な堅苦しい説明ではなく、遺伝子と人類にまつわる不思議な物語を追っていくことで、遺伝子への理解を深めてくれる。 生命誕生から現代のエピジェネティクス研究までをカバーする書の物語は、驚きに満ちている。まさに、「にわかには信じられない」エピソードの

    『にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語』 ホッキョクグマの肝臓を食べてはいけない - HONZ
  • 皇后陛下、PCR開発者を撃墜するの巻/『がん遺伝子の発見』読んだ - 虚無回転レシーブ

    『がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史』というを読んだ。 がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史 (中公新書)posted with AZlink at 2013.6.20黒木 登志夫 中央公論社 売り上げランキング: 218163 Amazon.co.jp で詳細を見る このの中で、美智子皇后とPCR開発者のロックなエピソードが紹介されていたのでまずその話から。 PCR法というのは、すごく良く知っている人はすごく良く知っているし、ちょっと知っている人はちょっとだけ知っているし、知らない人は全然知らない技術でしょう。とにかく、ごく微量なサンプルから簡単にじゃんじゃん遺伝子を増やせるという、ネズミ講の遺伝子版みたいな感じで、その筋の人達にとってはウハウハなわけです。 (どういう感じのブログなのか知ってもらいたくて、全然情報量のない段落をひとつ作ってみました↑) 今回読んだ『がん遺伝子の発見

    皇后陛下、PCR開発者を撃墜するの巻/『がん遺伝子の発見』読んだ - 虚無回転レシーブ
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