tl; dr Dockerfile の heredoc 機能の中で凝ったことをやるときはコマンド群の最初に set -e とか書くのが無難そう 近年 Dockerfile 内で heredoc 記法が使えるようになったことが知られていて、 www.docker.com 割と凝ったことができる機能で、シンプルには以下のように RUN にずらずら書くときシュッと書けて便利、というのがわかりやすいと思う。 思うんだけど、こういうふうに heredoc の中でなんかミスってしまったときに何が起こるかというと、 # syntax=docker/dockerfile:1.3-labs FROM debian RUN <<EOF apt-get install packagewhichdoesnotexists ls EOF こういう感じで docker build は成功扱いになってしまう。 % do
九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属。自作パソコン好きで、ハードウェア選定の仕事を与えると喜ぶ。最近は何でもコンテナにしたい教に入信し、コンテナ化の機会を虎視眈々と狙っている。 こんにちは、九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属のy-morimotoです。 WindowsでDockerを使いたい時、多くの方はDocker Desktopを使われていると思いますが、実は他にもWindowsでDockerを使う方法があります。 以前紹介させて頂いた「ブラウザだけでDockerしたい」といった方法もありますが、今回は「PCに直接インストールする」方法のご紹介です。 1.どうやるの? 単純ですが「WSL2のUbuntuでDockerを動かす」です。 意外と盲点だったりするので、簡単に導入手順をまとめてみました。 2.導入手順 導入手順は以下のとおりです。 WindowsTerminalをイン
令和にもなって自分でメールサーバーを作ってみたのでメモ。 OS は Ubuntu 22.04。 パッケージ更新後に自動的に再起動 メールとは関係ないけど apt で再起動が必要な更新があった場合は自動的に再起動するようにした。 /etc/apt/apt.conf.d/50unattended-upgrades: Unattended-Upgrade::Automatic-Reboot "true"; Lets Encrypt TLS 証明書を作るために certbot をインストール。自分はさくらのクラウドのDNSを使ってるのでそれ用のモジュールも追加。 # apt install certbot python3-certbot-dns-sakuracloud https://certbot-dns-sakuracloud.readthedocs.io/en/stable/ に従って /r
動機 私はGPGが好きです。GPGキーを1つ持っているだけで、パスワードやファイルの暗号化に、gitのコミット署名、SSHの認証キーとして利用できるからです。 私はYubikeyが好きです。U2Fのセキュリティキーとしても利用できますし、GPGキーの格納デバイスとしても利用できるからです。 YubikeyでGPGキーを管理すると、複数のマシンでGPGキーを保存しておく必要がなくなり、鍵管理が楽になります。 普段はUbuntu Desktopで作業していますが、WSLもこなれてきたのでWindowsで開発もありだなぁっと思えるようになりました。 なのでWSLでYubikeyを使いたい。 ということでやってみた。 前提 YubikeyにはすでにGPGキーの設定がされているものとします。 やり方はこれが一番詳しい drduh/YubiKey-Guide 方法 Windows側での操作 gpg4w
もろもろの事情でDocker Desktopを使いたくなくなったため、Docker Desktop for Windows無しに、似たようなDocker環境をWindowsに構築する手順を確認しました。 (2021-09-05追記) 私はWSL2をDocker以外の目的で使用していないので気にしませんが、他の目的にも使っているという方は 「(おまけ) Docker用のディストリビューションを分ける」 を先に参照したほうが良いかもしれません。 (2022-01-29追記) Visual Studio Code (VSCode) に、WSL環境内の docker コマンドを直接使用できるオプションが追加されました。この機能を有効にすると、VSCodeからコンテナを使用するために一旦WSLに接続したり、Windows側にDocker CLIをインストールしたり、というステップが不要になります。詳
linux-vm-toolsのリポジトリがアーカイブに 1月29日にMicrosoftが管理するlinux-vm-toolsのリポジトリがアーカイブになりました。それまで登録されていたissueはすべて強制的に終了し、Pull requestは有用かつ即適用できるものがあるにも関わらずすべて放置となりました。 これは一体何を意味するのでしょうか。 Hyper-Vクイック作成 Windows 10 Pro以上のエディションではハイパーバイザーであるところのHyper-Vが使用できます。さらに「Hyper-Vクイック作成」という仮想マシンのテンプレート選択する機能もあり、随時更新されていってました(たぶん過去形)。 Hyper-Vクイック作成の画像 Windows 10があるのは当然として、Ubuntuもあります。サポートが終了している19.10があるのはMicrosoft流のギャグなんでしょ
ImHex という Hex エディタを Ubuntu 20.04 にインストールしたときのメモ書きです。 ImHex ImHex を Ubuntu 20.04 にインストールする ImHex の画面設定 動かしてみた感想 参考文献 ImHex 公式 cmake 周り 参考にしたトラブルシューティング 付録 concepts が見つけられないというエラーについて 「CMake Error at cmake/build_helpers.cmake:55」について 更新履歴 ImHex ImHex は2020年の12月に公開された比較的新しい、午前3時にがんばる人のための Hex エディタです。 *1 GitHub - WerWolv/ImHex: A Hex Editor for Reverse Engineers, Programmers and people that value thei
はじめに (本記事は Linux Advent Calendar 2020 および 東京大学 品川研究室 Advent Calendar 2020の11日目の記事として書かれました。) カーネルのビルドについての情報はググると色々と出てきますが、「ここを見ればOK」と思えるサイトに巡り会えていないので、自分で書いてみることにしたのが本記事です。 いずれLinuxカーネルをビルドする必要にかられるであろう研究室・学科の後輩や、忘れっぽい将来の自分のためにも、改めてLinuxカーネルのビルド方法についてまとめてみたいと思います。 概要 さて、「カーネルをビルドしよう」という状況に置かれた場合、実際にすべきことは主に以下の4点だと思います。 ソースコードの取得 ビルド環境の構築 カーネルコンフィグの準備 ビルド及びインストール そこで本記事では、カーネル本体のビルド上記の4点の他、関連して以下の
はじめに Web開発といえばUNIXターミナルが使えるMacが便利だったが、ついに今年WSL2が正式リリースされた。これでようやくWindowsでまともなWeb開発環境を構築することが可能になって喜びもひとしお。 それどころか、WSL2, Windows Terminal, VS Codeと便利なツールがどんどんリリースされていてMacよりも便利といえる環境になってきたため、本格的にWindowsに乗り換えることにした。 環境構築をメモしていく。 WSL2とUbuntuのインストール 公式ドキュメント通り。 ディストリはUbuntuを選んだ。 Windows Terminal マイクロソフト純正。とても使いやすく、アップデートも精力的で今後も楽しみ。 Microsoft StoreからWindows Terminalをインストール 設定ファイルがJSONなのはエモいですね。 この辺で好きな
Windowsで開発環境を整えた。 背景 開発環境を改善しようと思い、PCデスクの見直しなどをやっていたら、Windowsでも開発できるようにしようと思い至った。新しい環境を試してみたい気持ちが1割と、新しいゲーミングPCを組みたい気持ちが9割だ。 エディション Windows 10 Homeエディションを利用している。 Windows 10 ProにはHyper-Vという仮想化機能を直接利用できる利点があるが、WSL2で同じようなことをより便利に実現できるようになったおかげで、この点においてPro版の必要性は薄れてきている。今のところ自分のやりたいことはWindows 10 Homeですべて実現できている。 Windows Update WSL2を使うために、Windowsをバージョン2004・ビルド19041に更新した。 日々の自動更新ではバージョン1903で止まっていて、まだ自動では
この記事について… 開発用PCがWindows10にリプレースされたので、最近業務の合間にセットアップを進めています。 前回の記事 Windows10でChocolateyを使ってみた https://qiita.com/hideki0145/items/e760eebcc5019275ae6a せっかくWindows10になったということで、仮想環境をHyper-Vでセットアップする方法について調査してみました。その備忘録を纏めておきます。 尚、2019/03/14現在 Windows10 1809を使用しています。 ■2019/06/19更新:Ubuntu18.04.2でxrdp経由のログインに失敗する件を追記しました。 Ubuntu18.04.2で当記事の手順を試したところ、xrdp経由のログインに失敗しました。 Ubuntu18.04.3での回避策が判明しました。Ubuntu18.
Hyper-V にインストールされた Linux 環境で「拡張セッション」を使用できるようにする方法です。なお、本記事は、中~上級者またはシステム管理者向けの参考情報です。 Hyper-V にインストールした Windows では、「基本セッション」のほか「拡張セッション」が使用でき、拡張セッションでは、基本セッションにはない便利な機能が使用できるようになります。ただし、 Hyper-V にインストールしたすべての OS で使用できるわけではありません。 ここでは、Hyper-V にインストールされた Linux 環境で拡張セッションを使用できるようにする手順を記載します。 ゲスト側の操作 ダウンロード linux-vm-tools を使用します。対応環境は Ubuntu と arch です。 Microsoft/linux-vm-tools: Hyper-V Linux Guest VM
2020-03-10 Update1: あなたの macOS には何種類のPythonが入っていますか?私は401種類でしたが。 Update2: わりかん がん保険 やってます 2020-03-15 Update3: タイトルが Window 10 だったのを Windows 10 に修正。無意識typoでした。 タイトルは煽りです。WSL Ubuntu 18.04 上にはpyenv経由で3種類+OS由来の2種類で合計10種類でした。 なぜこの記事を書こうとしたのか 背景を説明します。ひさびさにWindows 10を開いたのでセキュリティアップデートも兼ねて Visual Studio Comminity 2019 update や Microsft Store からのアプリのアップデートをよく確認せずに実行したところ、Git bash から python が起動しなくなってしまったので
Q-Successから2020年3月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2020年3月はUbuntuがシェアを増やし、DebianとCentOSがシェアを減らした。CentOSのシェア減少幅は小さい。 3月は、Debianの減少分がUbuntuに回ったようだ。現在の動向が続いた場合、Ubuntuは数カ月以内に40%以上のシェアを獲得する可能性がある。 2020年3月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ 2020年3月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success
主な目的としては、以下のようで、 自宅の無線 LAN ルータの設定を、外からイジりたい Dropbox や ownCloud のクライアントのように、サーバ上で動いてはいるけれど GUI の方が操作しやすいアプリへ、外からアクセスしたい(SSH だとしんどい) スマホから自宅のブラウザへアクセスして艦これの遠征を出s(以下自粛) その際の要件なんですが、 経路を暗号化したいが、都度 SSH 等でトンネルするのは面倒だ VNC クライアントをクライアントごとに用意するのも面倒だ ブラウザだけで何とかならない? HTTPS のサーバ証明書ならば、安かったので入れてあるんだけれど といったところです。 ガラケーのカバー率が気になるとか、Extended Validation 証明書でなければ、というのでないかぎり、サーバ証明書なんて年で 1,000 円くらいですので皆さんもぜひ。あれ? name
"Settings > Language Supprt"を開きます。 "Install / Remove Languages"でJapaneseを選択します。 Applyすると、デフォルトでfcitxとfcitx-mozcがインストールされます。 "Keyborad input method system"でfcitxが選択できるようになるので選択します。 再起動するとfctixのKeyboardアイコンがPanelに表示されます。 アイコンをクリックして"Configure"を選択します。("Configure Current Input Method"は現在の設定なので再起度後反映されないので注意) はじめはEnglish(US)しかないので、Mozcを追加します。 "+"ボタンをクリックして、"Only Show Current Message"のチェックを外してmozcを検索/追加
はじめに Dockerを理解するには試してみるのが一番です。 でも、あなたはある日突然「あと一時間でDockerを理解する必要がある」 状況に追い込まれた不運なプログラマになってしまうかもしれません。 そんな状況で公式サイトのチュートリアルは長すぎることでしょう。英語ですし。 なので、Dockerでプログラムが最低知るべきことが最速でわかるチュートリアルを書いてみました。 簡単に「Dockerそれっておいしいの?」に答える Dockerは単に仮想環境を提供するアプリケーションです。LinuxのVMを提供します。ただ、コンテナ型ってやつなので軽量です。VMが短時間で構築できて便利です。コンテナ型ではないフルの仮想環境はゲストOSに中間マージンを払っているようなものなので、ゲストOSとホストOSが同じことやってるならリソースのムダです。ならば、ホストOSと直取引し、ゲストOSに支払っていた中間
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