名古屋大学は、教員のうち女性の割合が目標を下回った学部や研究科について、来年4月以降、予算を減らすペナルティーを設けることになりました。 2019年度は大学全体で17%となったものの、工学部・工学研究科で339人中13人で3.8%、多元数理科学研究科で51人中2人で3.9%などと特に理系で低い水準となっています。 このため学部や研究科の規模に応じて女性教員の目標数を決め、2020年度に達成できなかった場合には、ペナルティーとして不足数に応じて次の年度の予算を減らすことを決めました。 名古屋大学の高橋雅英理事は「研究力の向上には多様性が必要です。ペナルティーの導入には抵抗があるという部局もありましたが、女性教員を真剣に採用するモチベーションにつながると期待しています」と話しています。