ドバイの高層マンションが並ぶ一角で、街灯をそうじする外国人労働者ら(2008年12月22日撮影)。(c)AFP/MARWAN NAAMANI 【1月7日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)の近年の脅威的な経済成長は数百万人の雇用を創出したが、さらなる繁栄の夢に突然の終止符が打たれた。世界的な金融危機に直面し、各企業はコスト削減のための人員整理を急ピッチで進めているのだ。 空前の建設ラッシュによる好況に沸いてきたこの湾岸都市は、高賃金・低税率、1年中陽光にあふれた気候という魅力も手伝って、世界各地から人々を集めてきた。だが今や、人口の大半を占める外国人労働者たちの多くは解雇通告を受け、国外に退去するための準備に追われている。 政府系不動産開発大手、ナキール(Nakheel)は前年11月末に従業員の15%に当たる500人を解雇した。そのうちの1人、アラブ系の元従業員は「給