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父が入居している有料老人ホームの、介護士の人に聞いた話である。 「施設に入って認知症が急速に進むのは、女性より男性です。その中でも多いのが、会社の社長さんとか学校の先生。社会的には「偉い立場」で、ずっとこれまで自分が指図する側で来た人ですね。それが、環境が変わって人から看てもらうようになった時、気持ち的に自分の立場を受け入れられなくて、おかしくなってしまう」。 そうでしょうとも‥‥と、父を見ていて思った。 社長さんはどうなのか知らないが、教師は現在、大昔に言われたような「偉い人」ではない。「先生」が「先生」というだけで一応尊敬の眼差しで見られた時代は、とうに過ぎ去った。でも今、老人ホームにいる人は「先生がまだ偉かった時代」を生きてきた人である。89歳の父はまさにその典型だろう。 高校教師を長年勤め、頭のてっぺんから足の先までガチガチの先生気質だった父。家族の上にも父親兼教師として君臨してき
「女性の出産適齢期」が存在するかは議論のあるところだが、女性が高齢になると出産は困難になる。女性は年代が上がるにつれ出生率も下がる。それにどのような社会的現象が随伴するだろうか。基本に戻って、出産に至るまでの過程を考えると当然男性も関わるわけだが、その男性の実態はどうなのか。簡単に考えると、男性の場合は子供を持つのが困難になるまでの生物学的な年齢はかなり高いはずだ。先進国ではどのような傾向が見られるだろうか。 この話はどこかで読んだはずだと記憶を探り、「マイクロトレンド」(参照)を思い出した。本書は、現代社会の特徴的な社会現象について、「大きな潮流」つまり「メガトレンド」として見るより、少数に表現されるとする「小さな潮流」である「マイクロトレンド」の観点から書かれている。米国では2007年の出版時によく読まれた。 現代という時代を考えると、社会は多層化されるため、たとえ少数であっても十分に
明けましておめでとうございます。 使い手と作り手の思いあいの橋を築けるよう、楽しんで参りますので、どうぞ本年もよろしくお願い致します。 さて、2011年のシニア市場の動き・展望について簡単に記していきます。 ■衰えの認識が市場の流れを変える 団塊世代の少し上に、たくましく伸び伸びとしている世代があります。 所謂「プレ団塊世代」。現在65歳~70歳くらいですね。 もう年金も受給していて、退職金もきちんともらっている。 この世代は消費も活発で、好奇心も強い世代なのです。 この世代が65歳を超えて、「自分は年を取った」と認識し始めた事、これが大きくシニア市場を変えるのではないかと思っています。 今までは、今の自分は若さの延長でした。 周りがシニアビジネスとか言っても「ははは、いるよね、そういう人。あ、私の友達にいるいるぅ」くらいの他人事でした。 が、最近、「シニア」という言葉が自分を指していると
フランスのリール(Lille)のバー(2006年10月3日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【1月26日 AFP】先進国の男性の5人に1人以上がアルコール依存症になるリスクを抱えているとする米大の研究結果が26日、英医学専門誌「ランセット(Lancet)」(電子版)に掲載された。女性の場合のアルコール依存症リスクは10%以下だという。 論文を執筆したカリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)のマーク・シュキット(Marc Schuckit)教授によればこの問題は先進国に共通している。先進各国では男性の80%、女性の60%が生涯に飲酒を経験するという。飲酒頻度が最も高くなるのは18歳から20歳で、依存症になるのは20代の前半から中頃が多いという。 先進国よりは低いものの、途上国でもアル
先日、シニア層のTさん(定年退職済み)とランチをしながら、男性のコミュニケーションについて盛り上がった。 話の発端は、老人ホームについて。 ワタシの知り合いの元気シニアが有料老人ホームを探していて、お試しステイをしたら、既に住んでいる方に「御宅のご主人様、どちらの大学ご出身?」と聞かれて参った、という話をした。 その話はヤソジ会(80歳以上が中心の飲み会)で出たのだが、「ひゃあ」と思ったものだ。定年退職して、何十回目かの青春においても尚、まだ学歴って重要なのか! その話をしたところ、Tさんが仰った。 「定年退職して、そういう会合とかにいくと、男性は『僕は○○大学出身、○○商事で部長までいきました。あなたは?』と自己紹介が始まるんだよ」 ゲゲゲの鬼太郎。 そういう枠の中から外れると、自分自身を証明できるものがなくなるんだろう。自分という存在を支えているのは過去だったりするわけだから。 星野富
Q.だれが飢えに苦しんでいるのですか? A.飢餓というと、1984年から85年にかけて起こったエチオピア飢饉の被災者、バングラディシュで起きた洪水によって家を失った人々やコンゴ共和国での紛争から逃れてきた避難民たちを思い浮かべるかもしれません。確かに、近年起こった災害による被災者が約3,000万人から4,000万人いますが、飢餓人口全体のうちのわずか8%です。 ほとんどの人が、世界中には、ニュースのヘッドラインにならない8億人以上の人たちが飢餓で苦しんでいることを知りません。これは、アメリカとヨーロッパ連合の総人口よりも多いものです。飢えに苦しむ人たちは年齢も状況もさまざまです。例えば、母親から十分なミルクを与えられない赤ちゃん、世話をしてくれる身寄りのない老人、都市のスラム街に住む失業者、小作人、エイズにかかった孤児や特別な治療や食糧支援を必要とする病人たちなどです。 その中でも特に、子
If a picture is worth a 1,000 words, so may be a kiss - or certainly to a woman anyway, researchers say. A State University of New York team quizzed over 1,000 students, finding women place a big emphasis on kissing. They use kissing as a way of assessing the recipient as a potential partner, and later to maintain intimacy and to check the status of a relationship. But men placed less importance o
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