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藤原正彦に関するmshkhのブックマーク (8)

  • 数学者の言葉では (藤原正彦)

    すでに過去の話題になっているのかもしれないが,藤原正彦の「国家の品格」 (新潮新書) が売れているという.新書で100万部を突破したというから相当なものだ.それで,昔藤原正彦のエッセイを繰り返し読んだことを懐かしく思い出した. 藤原正彦は,御茶ノ水女子大学の教授で,専攻は数学である.また,新田次郎の息子であり,そのせいというわけでもないだろうが,エッセイが巧みである.その中で最も有名なのは,エッセイストクラブ章を受賞した処女作「若き数学者のアメリカ」であろうが,今回は「数学者の言葉では」(新潮文庫)について書いてみたい. 「数学者の言葉では」には,数学や文学に関するエッセイ,新婚時代の夫人の話,父新田次郎の話など,さまざまなエッセイが収められている.読んでいくうちに滲み出てくるようなユーモア,数学や学問・文化に対する独特の視点,いずれも含蓄があり,著者独特のものである.このに収められたど

  • 【読書感想】本屋を守れ 読書とは国力 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    屋を守れ 読書とは国力 (PHP新書) 作者:藤原 正彦発売日: 2020/03/13メディア: 新書 Kindle版もあります。 屋を守れ 読書とは国力 (PHP新書) 作者:藤原 正彦発売日: 2020/03/13メディア: Kindle版 内容紹介 日人の15歳の読解力はOECD(経済協力開発機構)の学習到達度調査で急落。月に1冊もを読まない中高生や、移動時間に新聞や文庫を読まず、スマホしか見ない大人たち。町の屋の数は減る一方。著者いわく、これらは国家全体に及ぶ「読書離れと教養の低下」にほかならない。めざすは「書店の復活」である。 「国語力なくして国力なし」「町の書店がなぜ大切か」「インターネットの情報で教養は身につかない」「デジタルは記憶に残らない」。愛国の数学者が独自の直観と分析によって達した結論が日人の「常識」になったとき、わが国は再び輝きを取り戻すだろう。 ベ

    mshkh
    mshkh 2020/03/31
    藤原正彦先生は、今ではいろいろネタにされるけど、若い頃のエッセイは素晴らしかった。今でもその片鱗はうかがえますね→「人間の深い情緒は、孤独な時間から生まれます」とか
  • 【読書感想】国家と教養 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    国家と教養 (新潮新書) 作者: 藤原正彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/12/14メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 国家と教養(新潮新書) 作者: 藤原正彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/12/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力だ。では、教養を身につけるためにはどうしたら良いのか。教養歴史を概観し、その効用と限界を明らかにしつつ、数学者らしい独創的な視点で「現代に相応しい教養」のあり方を提言する。大ベストセラー『国家の品格』の著者が放つ画期的教養論。 あの人は教養がない、なんていう悪口はときどき耳にするのですが、あらためて考えてみると、「

    【読書感想】国家と教養 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    mshkh
    mshkh 2019/01/15
    藤原正彦先生の最近の本は読む気がしないけど、これは興味があるかも
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

  • [書評]夫の悪夢(藤原美子): 極東ブログ

    10代の子どもに問われて、「大人になればわかるよ」としか言いづらいことがある。他の世代でも、例えば20代の人には「30過ぎるとわかるよ」としか言えないことがある。書は、たぶん、40歳過ぎないとわかりづらい機微に満ちている。あるいは40歳過ぎたら読んでみるとよいですよ、と男女問わず勧めたくなる。大人のためのエッセーである。文章も美しい。 タイトルと著者を見れば、それだけで含み笑いを浮べる人もいるだろう。数学者、藤原正彦の夫人のエッセーであり、あたかも藤原先生がに向かって、暴露はやめてくれ、悪夢を見そうだ、と言いそうなシニカルなユーモアに満ちている(なれそめの一言とか特に)。書を楽しむには藤原先生のキャラクターを知っているとよい。ただし、それはごく表層的なことだ。当の面白さはそこではない。 私はうかつだったのだが、藤原先生のを何冊も読み、だからして奥様はたいそうな美人に違いないとわか

  • [書評]祖国とは国語(藤原正彦)・父への恋文(藤原咲子): 極東ブログ

    流れる星は生きている(藤原てい)で、当時26歳の藤原ていは、6歳の長男正宏、3歳の次男正彦、1か月の長女咲子を連れて壮絶な満州から引き揚げた。「祖国とは国語」(藤原正彦)はその次男、「父への恋文―新田次郎の娘に生まれて」(藤原咲子)はその長女が、それぞれ、それから半世紀の時を経て書いた作品である。 「祖国とは国語」は、数学者藤原正彦が雑誌などに書いたの軽妙なエッセイをまとめたものだが、なかでも雑誌「考える人」に掲載された「満州再訪記」が満州引き揚げに関連して興味深い。彼は、半世紀の年月を経て、彼は自分が生まれた満州の地を母と訪れたかったというのだ。帯の引用がよく伝えている。 混乱の中で脱出した満州の地を訪れることは、長い間、私の夢であった。母の衰えが目立つようになったここ数年は、早く母と一緒に訪れなくては、と年に何度も思った。母が歩けなくなったり、記憶がさらにおぼろになったら、二度と私は、

  • [書評]流れる星は生きている(藤原てい): 極東ブログ

    「流れる星は生きている」(藤原てい)は満州にいた日人家族の引き上げの物語である。家族といっても、この物語に夫の藤原寛人(新田次郎)はなく、26歳の、藤原ていが、6歳の正宏、3歳の正彦(藤原正彦)、1か月の咲子(藤原咲子)のみだ。この幼い子どもを連れて、若い女性が死線をさまよいつつ壮絶な脱出劇を展開する。 この物語は、戦後の大ベストセラーとなり、ある一定の年代以上の日人なら必ず読んでいるものだ。あるいは、書籍で読んでいなくても、テレビでもドラマ化されたので、知らない人はない。 しかし戦後60年近い年月が去り、この物語を読んでいない日人も増えてきたようにも思われる。日人ならこのを読まなくてはいけない、とまで言うつもりはない。率直に言って、現代の日人がこのを直接読んでも、かつての日人が読んだときとはまったく異なることになるのではないだろうか。 このが当初、出版され、読まれた時

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