タイの首都バンコク(Bangkok)で、エイズワクチンの臨床試験に参加するボランティア(1999年3月24日撮影)。(c)AFP/Pornchai KITTIWONGSAKUL 【10月20日 AFP】米医薬大手メルク(Merck)社が、開発中のエイズワクチンの臨床試験を中止してから、まもなく1年。エイズワクチンの開発は一歩後退したかに見えるが、科学者らは「(メルク社の)敗北が、全く新しいエイズ予防策へと目を向ける転機となった」と、希望を捨てていない。 エイズウイルスの発見から約30年が経過し、エイズによる死者は累計で2500万人にのぼる。エイズワクチンの開発には数十億ドルが費やされているが、いまだに有効なワクチンは登場していない。 南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)では前週、年に一度の「国際エイズワクチン会議」が開催された。出席した国際HIVワクチン事業(Global HIV
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