「中国人は広告を信じない。だが,広告もしてない商品はもっと信じない」--。某世界的広告代理店の中国CEOが話してくれたときの苦笑いが印象深い。 そう,中国人は広告を信じない。売り手が自分の商品について本当のことを言うはずがないという意識が社会背景として強く存在しているからである。だから,値札はすべて参考価格ということになる。 店主:「200元!安いよ!」 客:「高い!」 店主:「安いよ!最高級の絹だよ」 客:「100元なら買うけど」 店主:「100元?冗談じゃないよ,それじゃ赤字だよ。180元でどう?」 客:「150元」 店主:「うーん,160元・・・ダメ?じゃ大サービス150元で持ってけドロボー!」 よしよしいい買い物だった,と思っていたら全く同じものが隣で売っている。80元である。ここで「なんて酷い店主だ!ボッタクリじゃないか」と怒るのは筋違いだ。150元と言ったのは自分なのだから,責
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