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作家・北杜夫 追憶の風景 青山(東京)(1/2ページ)2010年11月9日14時52分 きた・もりお 1927年、東京都生まれ。「夜と霧の隅で」で芥川賞、『楡家の人びと』で毎日出版文化賞。エッセー「マンボウ」シリーズも人気。茂吉の評伝4部作で大佛次郎賞。写真は鈴木好之撮影。 青山にいた子供の頃は、非常に気が弱かったんです。父の斎藤茂吉は青山脳病院の院長でした。同級生に「脳病院はもうかるだろう、相手はキチガイだから何にもわからない」なんて言われて。病院ではちゃんと治療してたのに反論できない。悔しかったですよ。 子供の頃は両親をパパ、ママと呼んでいました。でも『楡家の人びと』の中では「下田の婆(ばあ)や」、実際は松田のばあやが一番かわいがってくれて、肉親以上に親身でした。最初の長編小説『幽霊』で、ばあやが死んだ時に、僕を愛してくれる人は一人もいなくなったという感慨を書いたけれど、それは本当だっ
柴田元幸さんに日本翻訳文化賞2010年10月30日10時45分 第47回日本翻訳文化賞と第46回日本翻訳出版文化賞(日本翻訳家協会主催)の表彰式が26日、東京・神田錦町の学士会館で行われ、『メイスン&ディクスン』(トマス・ピンチョン著、上下、新潮社)の翻訳で日本翻訳文化賞を受賞した柴田元幸さんが「訳していて楽ではなかったので、読むのも楽ではなかったのではと思います。費やしていただいた時間と労力に見合ったものになっていることを願っています」とあいさつした。また、先週の東大大学院での講義で「表彰式出席のため来週は休講」と学生に伝えたときに思い出したエピソードを紹介した。「30年前、大学院生のとき、佐伯彰一先生が『表彰式出席のため来週は休講』と伝えた。調べたら私と同じ賞。30年後に教え子が受賞して『表彰式のために来週は休講』と言ってくれることを願っています」と、若い世代に期待した。 そのほか、日
「現代文学論争」のために書いたのだが、分量の関係で割愛したものである。未完。 福田和也という謎 福田和也(一九六〇− )は、江藤淳、柄谷行人の衣鉢を継ぐ文藝評論家とされ、慶応義塾大学環境情報学部教授である。これまでいくつかの論争を行ってきたが、むしろ福田自身が、謎めいた人物、論争的な人物だと言っていいだろう。 福田は慶大仏文科の大学院に在籍して、修士課程で追い出され、実家の仕事を手伝いながら、フランスが一九四〇年にドイツに降伏したあとの、ナチス協力作家たち(コラボラトゥール)を論じた『奇妙な廃墟』(国書刊行会、のちちくま学芸文庫)を一九八九年に刊行した。福田は、この本にはほとんど反響がなくがっかりしたと語っているが、実際には江藤淳がこれに目をつけ、翌九〇年七月号の『諸君!』に「遥かなる日本ルネサンス」を「大型新人登場」という見出しとともに載せ、論壇デビューした。これは隔月で四回連載され、同
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