ケープタウンのポールスモア(Pollsmoor)刑務所で、更正プロジェクトの一環として鳥を飼う受刑者(2011年3月18日撮影)。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN 【4月1日 AFP】殺風景な刑務所の中、魅惑的な鳥のさえずりが聞こえる。全身に入れ墨をしたバーナード・ミッチェル(Bernard Mitchell)受刑者(41)が、アフリカン・グレイ・パロット(オウムの一種)の赤ちゃんに愛情たっぷりのキスをしているところだ。 殺人を犯して収監されたミッチェル受刑者は、ひなの保育器とケージが置かれた独居房で、慈しみのまなざしで温かいかゆを与える。「この子は僕を母親だと思ってる。僕の子どもみたいだよ」 ここは南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)にあるポールズモア(Pollsmoor)刑務所。彼は受刑者更正プロジェクトの一環として、鳥のひなを育てている。「ひなが僕に触れ