→紀伊國屋書店で購入 高橋留美子氏の初期短編をまとめた『高橋留美子傑作短編集』の第二巻で1980年から1984年にかけての作品が収められている。冒頭の「炎トリッパー」以外は発表順になっており、シリアスな作品とコミカルな作品をほぼ交互に発表していたことがわかる。 「炎トリッパー」 「少年サンデー」1983年8月増刊号掲載。女子高生が戦国時代にタイムスリップしてしまう話で『犬夜叉』の原型といえるが、最後に『夏への扉』に似た落ちが仕こんである。高橋短編の代表作で、影響を受けたマンガやゲームは数多い。久しぶりに読み直したが、やはり傑作である。 「ザ・超女」 「少年サンデー」1980年10月増刊号掲載。スペース・パトロールの女性隊員が誘拐された宇宙的大富豪の息子を救出にゆく話である。『うる星やつら』のSF面のバリエーションといえるだろう。 「怪猫・明」 「劇画村塾」1981年第4号掲載。劇画村塾は小