2008年2月1日金曜日,米Microsoftはオンラインの巨人である米Yahoo!に対し,446億ドルでの買収を提案したと突然発表した。筆者は預言者ではないが,長年に渡りMicrosoftやYahoo!の動向を見守り続けている。その観点から,筆者(米国Windows IT Pro MagazineのPaul Thurrott氏)が考える重要な点ポイントを挙げてみよう。 まず今回の一件は,明らかに敵対的買収提案である。MicrosoftのYahoo!に対する提案は,Yahoo!の経営幹部への明示的・暗示的な脅しであろう。なぜならこの取引は,すぐにその提案を受け入れないとYahoo!の株主が怒り出すような内容だからだ。 MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏は木曜日,Yahoo!の取締役会に書簡を送付し,この提案と書簡は24時間後に一般公開される旨を通知した。このように