名人戦第二局は大熱戦の末、後手郷田九段の勝利に終わって1勝1敗。さあこれからますます面白くなる。夏に向けて名人戦はぐっと盛り上がっていくことだろう。 名人戦は竜王戦と同じ二日制だが、持ち時間がそれぞれ一時間多く(名人戦は9時間、竜王戦は8時間)、しかも二日目に30分の夕食休憩があるので、竜王戦の終局が午後7時から7時半頃なのに対して、名人戦の終局は午後9時半から10時の間くらいになる。本局は両者一分将棋となって、午後10時8分の終局だった。 シリコンバレーは夏時間だと日本との時差は16時間なので、名人戦ならば、午前4時頃に起きれば、それがちょうど日本時間の午後8時なので、終局に向けての佳境の場面をちょうどライブで観戦することができて楽しい。 今日の名人戦第二局は、立会人が加藤一二三九段で、副立会に高橋九段と深浦王位、解説役の鈴木八段と、錚々たる棋士たちが控え室で検討していて、その検討経過が