日本も政府CIOを置くべき、「クラウドは危険」は誤り 前・米連邦CIO(情報統括官) ヴィヴェク・クンドラ氏 米国オバマ政権は、安全でオープンで効率的な行政運営のために、国家IT投資の政策・戦略を担う「連邦CIO(情報統括官)」を2009年に設置した。初代連邦CIOとして政府IT基盤でのクラウドサービス活用やオープンガバメント政策を推進したヴィヴェク・クンドラ氏に、政府IT投資のあるべき姿や政府CIOが果たすべき役割について聞いた。(聞き手は日経BPガバメントテクノロジー編集長、井出 一仁) 米国初の連邦CIOとして最初に取り組んだことは。 政権移行チームの発足時に力点を置いたのが、技術、イノベーション(変革)、政府改革の3点です。特に国民にとって効果的なサービスを展開するために、政府のIT投資が本当に有効活用されているのか精査することから始めました。 当時の政府IT予算は年間800億ドル
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