6月6日、4児の母親であるチベット人女性のカルキさん(写真右から2番目)は、自らの体にガソリンを浴びせ、マッチで火を付けた。炎は瞬く間に全身を覆い、カルキさんは帰らぬ人となった。写真はVoice of Tibet提供(2013年 ロイター) [バルマ(中国) 6日 ロイター] - 今年3月、チベット人女性のカルキさん(30)は、中国四川省のチベット族自治州バルマの僧院に頻繁に訪れるようになった。細身で頬が赤らんだカルキさんは、4児の母親で敬けんなチベット仏教徒だ。 肌寒い3月24日の午後、カルキさんは200─300人の参拝者とともに僧院の門の外に立っていた。その後、自らの体にガソリンを浴びせ、マッチで火を付けた。炎は瞬く間に全身を覆い、カルキさんは帰らぬ人となった。
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