Vol.3想像力・観察力・洞察力がデザインを決める 「審美眼だけではモノは作れない。まずは貪欲に手を動かす」 ― 坂本さんの作品作りの、根源的なところはどういうところでしょうか? 坂本:法則性から生まれる美しさがどうやら好きみたいです(笑)。人工的、建築的、量産による連続複製、アルゴリズム…。幼少時に見たプラモデルのパッケージやカセットレタリング、ビンテージカーやプロダクトに見る、ディテールの複合体として密結合しているモノの完成度だったり。フォントも言ってみれば、直線と美しい曲線のエレメントの組み合わせでグリフが完成し、言葉にすることで複合体になる。 あとは“ないものは作る精神”でしょうか。僕は家具を自作したりもするのですが、せっかく作るのであれば売り物にできるレベルのモノが作りたい。どうするのかというとひたすら調べるのです。スチールやアルミの規格鋼材の種類、樹種による仕上がりの変化、巾ハ
![第2回:DELTRO 坂本政則 (3) | デザイナーのこれからのキャリア | デザイン情報サイト[JDN]](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e6f1ef00b31fb33219788ca6296a094b9b63203a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.japandesign.ne.jp%2Fad%2Fimg%2F150415_bench%2Fmain03.jpg)