記者会見する地方独立行政法人・市立大津市民病院の北脇城理事長(手前)と高野早人事務局長=大津市本宮2の同病院で2022年2月15日午後4時17分、庭田学撮影 地方独立行政法人「市立大津市民病院」(大津市本宮2)の外科・消化器外科・乳腺外科の常勤医8人全員と非常勤医1人が退職の意向を示している。9人は京都大外科学教室から派遣されたチームで、昨年9月、北脇城(じょう)理事長(京都府立医科大名誉教授)が「京都府立医科大チームと代わったらどうか」と発言。9人は「退職を強要された」と受け止め、京大は今月14日、病院に対し「チームを派遣しない」と通告した。北脇理事長は15日記者会見し「退職を求めた事実はない」と述べる一方、「外科医減少に備え近隣病院などに支援を求めている」と説明した。 関係者によると、昨年9月、北脇理事長が「消化器外科は府立医大と交代するように」と発言。消化器外科と乳腺外科を兼任してい