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ブックマーク / courrier.jp (47)

  • アラン・ドロン事件の真相は─告訴された日本人女性「ヒロミ」の告白 | 彼女はただの「同居人」か、疎まれ軽視された「伴侶」なのか

    ヒロミ・ロラン(66)は、いまも打ちひしがれた様子だ。私たちがこの女性と最初に会ったのは2023年11月、パリにあるこの女性の弁護士の事務所でのことだった。 アラン・ドロンの3人の子供の一致団結した行動によってヒロミがKOされたのは、2023年7月5日だった。それ以降、ヒロミはいまもまだ立ち直れていない。一方、アラン・ドロンの子供たちのほうも、もともと悪かった仲が、その後さらに険悪なり、もう2度と3人が一緒に行動することはないと思えるほどだ。いずれにせよ、ヒロミはあの日以来、自分の人生を生きている気がしないという。 「もう一度、アラン(・ドロン)に会いたいんです。それができないなんて信じられません。私は彼に会えなくて寂しいですし、彼も私と会えなくて寂しいのだと思います。私がどこに行ったのか、なぜいなくなったのかが気になっているはずです。もう一度、アランと会う。その希望に私の全人生を託してい

    アラン・ドロン事件の真相は─告訴された日本人女性「ヒロミ」の告白 | 彼女はただの「同居人」か、疎まれ軽視された「伴侶」なのか
  • 脱北ヒロインが語る「リベラル体制は、米国を北朝鮮に変える洗脳装置」 | なぜアイビーリーグを批判するのか

    This article is republished from New Lines Magazine. コロンビア大学は「リベラル強制収容所」 パク・ヨンミは、ジャーナリストに対して自己弁護をするのにうんざりしている。「これは全部、に書きました。百万回も説明しているんです」。45分に及ぶ、緊張した、ときにシュールなインタビューの終わり際に彼女はそう言った。「彼らは私を信じようとしなかったんです」 パクはかつて、主力メディアでもてはやされた。2014年のダブリンでおこなわれた青年サミットで、彼女が情感たっぷりに脱北経験を語ったスピーチが大々的に拡散されると、当時の居住国であった韓国の二流セレブから、世界で最も有名な脱北者のひとりに転身したのだ。 「ニューヨーク・タイムズ」や「デイリー・ビースト」などのメディアが、読者に固唾を飲んで読ませる記事を掲載した。たちまちパクはエリートの一人として

    脱北ヒロインが語る「リベラル体制は、米国を北朝鮮に変える洗脳装置」 | なぜアイビーリーグを批判するのか
    mugi-yama
    mugi-yama 2024/02/01
    無料部分だけだと話がよく見えん
  • デジャヴより奇妙で珍しい「ジャメヴ」って何? 日常に潜む不思議な現象 | とつぜん起こる「非現実感」のワケ

    「知ってるはずなのに…」 初めて経験するはずのことが、なぜか以前にも経験したように感じられる──「既視感」、あるいは「デジャヴ」と呼ばれるこの現象はよく知られており、実際に体験したことのある人も多いだろう。 しかし、デジャヴの反対ともいえる「ジャメヴ」という現象についてはあまり知られていない。2023年、このジャメヴについての研究が、「人々を笑わせ、考えさせた研究」に贈られるイグノーベル賞を受賞した。 研究チームのメンバーで心理学者のアキラ・オコナーとクリストファー・ムーランによれば、ジャメヴとは、「見慣れているはずのものが、何らかの形で非現実的、または新しいものに感じられること」。

    デジャヴより奇妙で珍しい「ジャメヴ」って何? 日常に潜む不思議な現象 | とつぜん起こる「非現実感」のワケ
    mugi-yama
    mugi-yama 2024/01/31
    へ?珍しいの?
  • 仏紙「ル・モンド」は宮﨑駿をどう評してきたか──絶賛までの長い道のり | 「存命のうちにここまで評価される人がいるだろうか」

    アニメ界の巨匠、宮﨑駿の12作目の長編映画『君たちはどう生きるか』がフランスで2023年11月1日から公開されている。仏紙「ル・モンド」は、初めてジブリ作品に着目した1993年から現在に至るまで、宮﨑駿の評価の変遷を振り返る。宮﨑がフランスの名だたる作家たちと肩を並べるまでの「長い道のり」を辿ろう──。 「祖国では有名だが…」 宮﨑の最初の長編『ルパン三世 カリオストロの城』が日映画館で公開されたのは、じつに44年前まで遡る。その意味では、紙の紙面に宮﨑が初登場を果たしたのが1993年6月3日だというのは、思いのほか遅いと感じられる。フランス東部アヌシーの国際アニメーション映画祭を取材した記者ジャン=ミシェル・フロドンが、宮﨑の作品に脚光が当たったことを同日付けの記事で次のように伝えている。 「祖国の日では有名だが、フランスでは知る人があまりいない。映画祭では彼の長編の3作品が

    仏紙「ル・モンド」は宮﨑駿をどう評してきたか──絶賛までの長い道のり | 「存命のうちにここまで評価される人がいるだろうか」
  • 英紙の皮肉「大阪万博の混乱はドキュメンタリー番組の最高のネタだ」 | この時代に万博を開催する意味はあるのか

    建設費の膨張、参加予定国の撤退など混乱の大阪・関西万博について英紙「フィナンシャル・タイムズ」が皮肉めいたコラムを掲載。その手に汗握る展開は、まるでドキュメンタリードラマを観ているようだと揶揄する。 会場はいまだ「殺風景な駐車場」 メキシコとエストニアは撤退を表明したが、デンマーク、カメルーン、ジャマイカはまだ参加を希望している。 建設費のあまりの急騰ぶりに、ブラジル、アルゼンチン、ポーランドは、自国のパビリオンを簡素な「倉庫タイプ」へ変更することを検討中だと伝えられる。 欧州のある国は、日最大手の建設業者から「希望通りのパビリオンを作ることはできるが、完成は万博が閉幕してから1ヵ月後になる」と告げられたらしい。 ドキュメンタリードラマのシリーズを一気見できる時代にあって、2025年大阪・関西万博の開催準備は「完璧」な進捗を見せている。主催者側が全力で頑張れば、2シーズン分のボックスセッ

    英紙の皮肉「大阪万博の混乱はドキュメンタリー番組の最高のネタだ」 | この時代に万博を開催する意味はあるのか
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/12/19
    それ「Fyre」じゃんと思って読んでたら“大惨事となった音楽フェス”って引用されてたw
  • 世界を動かす大人の共通点は「子供の頃に演劇をやっていたこと」 | あの国の首相も、テック業界も…

    黒人女性初の米最高裁判事、大物政治家、有名テレビ司会者、テック業界にいるかなり多くの人々──。彼らが各分野の有力者になれた理由のひとつには、若い頃に演劇をやっていた経験があると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」の記者は指摘する。実際、最新の調査からも、演劇が子供の心や想像力を育むことが示されている。 日常でも、なんだかちょっとドラマチックな人たち 彼らはどこにでもいる。 5分後の会議のことを口頭でリマインドしに、オフィスに立ち寄る。そこであなたに「ありがとう、5分後ね」と、ほとんど声を出さずに口の動きだけで伝えるのが彼らだ。仕事仲間でカラオケに行き、ステージに上がるのを他の人たちよりもちょっとだけ長く渋ったあと、他の人たちよりもちょっとだけ上手く歌うのが彼らだ。 「彼ら」とは、かつて舞台に立っていた元演劇キッズのことだ。その存在は、私たちの生活のなかに溶け込んでいる。 演劇キッズが大人になる

    世界を動かす大人の共通点は「子供の頃に演劇をやっていたこと」 | あの国の首相も、テック業界も…
  • 日本人こそ、映画『オッペンハイマー』を見るべきと指摘される理由 | 日本での公開は未定だが・・・

    原子爆弾を開発した物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』。広島・長崎に原爆が投下されたあと苦悩する様子を、クリストファー・ノーラン監督が描き世界中で話題となっている。日での公開は未定だが、日人こそ、この映画をきっかけに行動すべきと米経済メディア「ブルームバーグ」のコラムニストが指摘している。 日での公開日は クリストファー・ノーラン監督の超大作伝記映画が米国で公開されたのは、「トリニティ実験」記念日のすぐ後だった。その実験は、戦後のパックス・アメリカーナへの道を開いたマンハッタン計画の集大成として、1945年7月16日に実施されたものだ。 韓国では、第二次世界大戦で日が8月15日に降伏したことを記念する「光復節(解放記念日)」に上映される(日降伏は原爆の功績とされている)。そして、「リトルボーイ」と「ファットマン」がそれぞれ広島と長崎に投下されて

    日本人こそ、映画『オッペンハイマー』を見るべきと指摘される理由 | 日本での公開は未定だが・・・
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/08/15
    記事読めないんだけど、原爆落とした国のメディアが落とされた国に対してなんでそんな偉そうなの? と思っちゃうよ
  • 鎖国時代に生きた葛飾北斎が「世界のアート界」を席巻するまで | 世界で一番有名な「波」を描いた江戸のアーティスト

    現在、ボストン美術館で日の版画と世界の現代アートの展覧会「北斎──インスピレーションと影響」が開催中だ。それを受けて、米「ニューヨーク・タイムズ」紙の批評家が、江戸時代の北斎が西欧の芸術界に与えた影響を解説する。 ヨーロッパの現代文化に最も影響を与えた人物のひとりは、ヨーロッパに一度も足を踏み入れたことがなかった。葛飾北斎は、鎖国をしていた江戸時代の庶民が皆そうであったように、望んだとしても日列島から出て行くことはできなかったし、彼の版元も歌舞伎役者や花、富士山を描いた彼の版画を輸出することはできなかった。 だが1849年の北斎の死から数年後、マシュー・ペリー代将率いる黒船がいまの東京湾に来航したとき、日の通商は強制的に開かれ、彼の木版画が海を越えて、はたはたと飛んで行くようになった。フランスに、英国に、そしてまもなく米国に、まったく新しい種類の芸術が出現することになる。そして日

    鎖国時代に生きた葛飾北斎が「世界のアート界」を席巻するまで | 世界で一番有名な「波」を描いた江戸のアーティスト
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/07/15
    ちゃんと展覧会の難点の指摘もしてるところにびっくりした(いや私が知らないだけで日本の批評もしてるのかもしれんけど)
  • 書籍市場を活気づかせるティックトックの次の一手「自前の出版社設立」に注目集まる | 出版業界に新しい風を吹かせられるか

    ベストセラーを生み出すティックトック 英語圏の書籍市場において、ティックトックの影響力はもはや不可欠なものとなった。ハッシュタグ「#BookTok(ブックトック)」をつけて、読んだの感想を語る動画が人気だ。 ティックトックで再発見され、ベストセラーになった過去の作品や、ティックトックで新たに発掘された結果、専業作家になる夢をつかんだ自費出版作家も出てきている。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、ハッシュタグ「#ブックトック」がついた動画の再生回数は、2021年には600億回近くだったのが、2022年には910億回を超えたという。

    書籍市場を活気づかせるティックトックの次の一手「自前の出版社設立」に注目集まる | 出版業界に新しい風を吹かせられるか
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/07/06
    “紙の書籍を売るためには印刷インフラと流通網の確保、および書店との関係が不可欠” へー
  • 「ジューパニーズ(ユダヤ日系人)」と呼ばれる人々を知っていますか? | 超マイノリティの声を集めるカナダ人の当事者をイスラエル紙が取材

    ユダヤ人(Jew)と日人(Japanese)の子孫は「ジューパニーズ(ユダヤ日系人)」と呼ばれる。そのアイデンティティを持つ人たちが語る歴史を記録するカーメル・タナカに、イスラエル紙「ハアレツ」が聞く。 カーメル・タナカは、ホロコーストを生き延びた東欧ユダヤ人の孫だ。第二次世界大戦中の大半を、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあった強制収容所で過ごした日系カナダ人の孫でもある。 イスラエルの沿岸都市ハイファで生まれ育ったタナカの母は、街を見下ろすカルメル山脈にちなみ、次女をカーメルと名づけた。 タナカの両親はふたりとも建築家で、1970年代にエルサレムにあるベツァルエル美術デザイン学院で出会った。父は交換留学生としてこの学院に通っており、母はそこの学生だった。タナカは言う。 「母が初めて目にしたアジア人が父でした。その当時、国際恋愛は非常にタブー視されていたので、両親はカナダで家庭を

    「ジューパニーズ(ユダヤ日系人)」と呼ばれる人々を知っていますか? | 超マイノリティの声を集めるカナダ人の当事者をイスラエル紙が取材
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/02/08
    “タナカはほぼティーンエイジャーになるまで” ほぼティーンエイジャー?
  • 外国人大学講師が「現代日本の“進歩的な態度”は本物ではない」と言い切る理由 | それでも、やらないよりはずっとマシ

    近年、日の主要大学では、ジェンダーや気候危機などの主要な社会問題を大学運営にも反映させようという、以前に比べれば進歩的な姿勢がみられる。だが、日におけるこうした変化は欺瞞的なものだと、都内の大学で教える外国人講師の筆者は英メディア「アンハード」への寄稿で指摘している。日での生活で感じた彼の主張の内容とは。 一見かなり進歩したように見える日 23年ほど前、私が初めて日を訪れたときのことだ。当時日でとても人気だった、幼稚園が舞台のテレビドラマを観ていると、ある回で、明るい性格だった男の子が突然内向的になってしまうという話があった。 先生たちは何が原因かわからないのだが、まもなく母親が問題であることが判明する。彼女は自身のキャリアを追求するため、“身勝手にも”家事をおろそかにしてしまっていたのだ。怖ろしい! 母親は幼稚園に呼び出され、熟考の結果、仕事を辞めて主婦としての義務に専念する

    外国人大学講師が「現代日本の“進歩的な態度”は本物ではない」と言い切る理由 | それでも、やらないよりはずっとマシ
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/01/29
    よくわからないんだけど、この先生は何のためにこれをイギリスのメディアに発表したんだろ?
  • 是枝監督「貧しい家庭に生まれていなかったら、今と同じ映画は撮らなかっただろう」 | スペイン紙のインタビュー

    是枝裕和が孤高の戦士であることを理解するのに、彼について多くを知る必要はない。墓地のように静まり返った部屋の隅に腰かけ、泰然とした穏やかさを湛えている彼は、まるで日の民間伝承に数多登場する僧兵のように(こんなありきたりな表現をすることを彼にお詫びしたい)、「羽織」スタイルのジャケットをまとっている。モダンな着物タイプのその服は灰色を帯びた青い色調で、パリのホテルのカーテンの色彩に紛れている。 監督はこの街に一時滞在中で、その2時間を私たちのために割いてくれた。今回の彼のミッションは、自身の2つの新プロジェクトを発表することだ──スペイン2022年12月21日に公開された映画『ベイビー・ブローカー』、そして2023年1月12日に「ネットフリックス」で配信がスタートするシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』である。 これらの作品で是枝は、自身が好んで取り上げてきたテーマをなお掘り下げている─

    是枝監督「貧しい家庭に生まれていなかったら、今と同じ映画は撮らなかっただろう」 | スペイン紙のインタビュー
  • 海外紙の疑問「どうして日本人は子供にキラキラネームをつけるんですか?」 | 奇抜な名前にはワケがあった

    の「キラキラネーム」は海外から不思議な風習と捉えられているようだ。親が不思議な名前を子供につけようと考える背景を、香港紙が迫った。 子供にキラキラネームをつけるワケ 日の親たちが生まれてくる子供の名前を考えるとき、代々広く共有してきた原則は「無難」であった。なにせビジネス、学校、世間、その他生活のあらゆる局面において、「出る杭は打たれる」が信条だった国である。 だが、子供の名前の流行を調査したある研究論文が、日の親たちの間で我が子にユニークで個性的な名前をつける傾向が強まっていることを明らかにした。長年の慣習からのこの緩やかな脱却は、日社会のさまざまな領域に見出されるより大きな変化を反映した、重要な指標の一つかもしれない。 この論文は東京理科大学助教・荻原祐二が学術雑誌「カレント・リサーチ・イン・エコロジカル・アンド・ソーシャル・サイコロジー」(環境・社会心理学の最新研究)で発表

    海外紙の疑問「どうして日本人は子供にキラキラネームをつけるんですか?」 | 奇抜な名前にはワケがあった
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/01/04
    “社会への順応や相互依存よりも、個性や自立に重きが置かれるようになっているのです” じゃあなんでリクルートスーツは昔より画一化してんだよう
  • 「スポティファイ」を解約して、CDやMP3に回帰する音楽愛好家たち | 無限の選択肢のなかで、私たちは何も聴いていなかった

    音楽愛好家たちの「スポティファイ」離れが止まらない。 パン屋で働いていたメグ・レセムは、朝のサウンドトラックを選ぼうとスポティファイを開いた。プレイリストを延々とスクロールしたが、そのときの気分にぴったりくるものが見つからなかった。それで彼女は、自分がいかに生活のなかで音楽を「使って」いるかということに気がついたと、英紙「ガーディアン」に話す。 「音楽そのものを体験しているのではなく、音楽がツールになっていることが自分には向いていないと思ったんです」

    「スポティファイ」を解約して、CDやMP3に回帰する音楽愛好家たち | 無限の選択肢のなかで、私たちは何も聴いていなかった
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/10/06
    「スポティファイ」の違和感/クーリエ・ジャポンて微妙な記事が多いよなーなんでだろう
  • 作家ポール・オースターの息子 父との複雑な関係と薬物死 | 父と継母の小説の「ネタ」にされて…

    作家ポール・オースターの息子が薬物死したのをご存知だろうか。幼い頃から父の作品に登場し、クラブシーンと薬物に溺れていった彼は、どんな人生を送ってきたのか──。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が振り返る。 2022年4月のある朝、ブルックリンの地下鉄で44歳の男が意識不明の状態で発見された。男の名前はダニエル・オースター。薬物の過剰摂取が原因だった。彼は病院に運び込まれたが、延命治療を止めた6日後に死亡した。 DJや写真家として活動したダニエルは、長いあいだ薬物依存症と闘ってきた。彼は、作家のポール・オースターと、同じく作家のリディア・デイヴィスの息子だ。 亡くなる直前、ダニエルは、10ヵ月の娘ルビーを前年に死なせた罪に問われていた。死因はヘロインとフェンタニルの急性中毒だった。ルビーが亡くなったのは、ブルックリンのアパートで彼と2人でいたときのことだった。ダニエルのでグラフィックデザイナー

    作家ポール・オースターの息子 父との複雑な関係と薬物死 | 父と継母の小説の「ネタ」にされて…
  • アメリカ全土で「独立系書店」が増えている理由 パンデミックがもたらした想定外の展開 | ここ数年で300店舗以上も開店

    独立系書店が「300店舗以上もオープンしている」 この2〜3年間ほどで、アメリカ全土で独立系書店の数が増えている。約2年前、独立系書店の未来は、暗いようにみえた。フラッと書店に入る行為も朗読会もパンデミックで制限された。書店の生き残りはかなり難しいように思われた。 実際、米国国勢調査局のデータによると、2020年の書店の売り上げは30%近く減少している。閉店に追い込まれたところも少なくない。 ところがその後、誰もが予期せぬ展開になった。

    アメリカ全土で「独立系書店」が増えている理由 パンデミックがもたらした想定外の展開 | ここ数年で300店舗以上も開店
  • ロミオではなくジュリエットと踊りたい─因習に立ち向かうバレエ界のレズビアンたち | 長い伝統のなかに蔓延る厳しい「性役割」

    男性は力強く「男らしい」存在になり、女性は儚げで軽やかな動きを徹底するべき──キャラクターから動作までジェンダーの解釈が男女しかないバレエ界で、LGBTQの当事者たちは長らく苦しんできた。なかでもクィア女性やレズビアンのダンサーの多くが孤独を抱えてきたという。だがいま、因習に囚われず自分らしく芸術を楽しもうとする動きが進みつつあるようだ。 レズビアンのバレエダンサーに会ったことがなかった 1990年代当時、バレエを習うティーンエイジャーだったケイティ・パイルはデートに興味がなかった。男子にも女子にも、誰にも関心がなかった。彼女が夢中になり、そして気で愛するようになる対象はすでに見えていた──「バレエ」だ。 「他の人間関係を築く余裕はありませんでした。おかしなことに聞こえるかもしれませんが、私にとってはバレエこそ真の愛の対象だったのです」 自宅で受けた電話インタビューで、そうパイルは語った

    ロミオではなくジュリエットと踊りたい─因習に立ち向かうバレエ界のレズビアンたち | 長い伝統のなかに蔓延る厳しい「性役割」
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/04/21
    “クィアである自分のアイデンティティと、ダンスにおける自分のアイデンティティが一致しなかった”
  • 男同士、なぜこんなにも色っぽいのか?|“ゲイ、ふたり”の「パ・ド・ドゥ」

    『ザ・タイムズ・アー・レイシング』でメインのパ・ドゥ・ドゥを躍る、テイラー・スタンリー(左)とダニエル・アップルバウム Photo : Michael Kirby Smith / The New York Times ふたりの男性が、円を描きながら舞台を横切り、ひとりがもうひとりの胸を手のひらで押し留める。視線が絡み合う。抑えられたほうの男性が、相手の腕の中へ、後ろむきに倒れ込む──。 世界有数のバレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエの作品に登場する〈パ・ド・ドゥ〉が、“伝統と多様性”という問題に新たな光を投げかけている。 その艶めかしい〈パ・ド・ドゥ〉は、バレエ作品『ノット・アワー・フェイト(私たちの運命ではない)』に登場する。 〈パ・ドゥ・ドゥ〉とは2人のダンサーのための踊りのことで、たいていは男女の愛を表現するものだ。だが今回の場合は、2人の男性がその愛情を、優しくかつ逞しく表現して

    男同士、なぜこんなにも色っぽいのか?|“ゲイ、ふたり”の「パ・ド・ドゥ」
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/04/21
    “ラヴェットがスタンリーをキャスティングしたのは、目をつけていた女性ダンサーの都合がつかなかった…柔軟性のあるダンサーを求めていました。力強くて、かつ…” ごちゃごちゃ言わんでもこれだけでよくない?
  • アル・パチーノ「あれは人間大砲から放たれたような衝撃だった」 | 傑作『ゴッドファーザー』が50周年を記念して特別上映

    映画史に燦然と輝く傑作『ゴッドファーザー』が公開から50周年を迎えた。作がもたらした名声と呪縛を、名優アル・パチーノが米紙「ニューヨーク・タイムズ」に激白した。 宝くじに当たったようなもの アル・パチーノ抜きの『ゴッドファーザー』は想像しがたい。パチーノは腐敗した家族の出身でありながら立派な戦争の英雄となったマイケル・コルレオーネを演じたが、その自制を効かせた演技は、映画の最初の1時間はほとんど目につかないほどだが、ついに存在感を発揮すると、徐々にコルレオーネ一家の犯罪とその後の映画の展開を支配していくことになる。 しかし、『ゴッドファーザー』がなければ、アル・パチーノもまた存在しなかっただろう。 フランシス・フォード・コッポラ監督がパラマウント・ピクチャーズの意向に逆らって、マフィア世界を描いた大叙事詩における内省的な王子役として彼の起用に奮闘したとき、アル・パチーノはニューヨーク演劇

    アル・パチーノ「あれは人間大砲から放たれたような衝撃だった」 | 傑作『ゴッドファーザー』が50周年を記念して特別上映
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    mugi-yama 2022/03/27
    “ジョン・カザールだ。彼は我々の時代──当時も、いつの時代でも──を代表する名優の一人だ…彼はどの作品でも正当な評価を受けていない”
  • 顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき

    デイヴィッド・ベネターは、約束の時刻のちょうど1分前にビデオ通話に接続した。礼儀正しく優雅に挨拶し、彼の新著に対する関心に感謝する──だが、コンピュータのカメラをオンにすることは拒む。 すでに彼からは、インタビューを承諾するうえで2つの条件を出されていた。まず、私生活に関する質問は一切しないこと。もう一つは、いかなる名目でも彼の顔が公開されないようにすることだ。 「私は自分の思想が異端であり、一部の人たちを憤慨させていることに気づいています」とベネターは言う。 「自分の生活について話せば、多くの人が私を心理分析し、私の思想をトラウマやら精神的不調やらのせいにしようとするでしょう。私が唯一目指しているのは、私を批判するという近道をとらずに、主張の妥当性を評価してもらうことなのです」 言うまでもなく、ベネターの思想は「正統」と呼べるものではない。ポジティブ心理学と自己啓発の「ベストセラー」が支

    顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/03/25
    “顔出しNG” デリダみたい