C・ダグラス・ラミス、姜尚中、萱野稔人『国家とアイデンティティを問う』(岩波ブックレット、2009年12月4日売。なんちゅうメンツだ)を、姜の事実誤認に笑ったり、萱野が日頃のレイシスト的な主張を封印している姿を不快に思ったりしながら読んでいたら、以下の発言にぶつかった。 「姜 (中略)今後、日本でさらに高齢化が進み、労働力人口の割合がどんどん減少していってしまう以上、外から労働力を入れざるをいえないというのは、暗黙にはほとんど了解ずみのことなのだと思います。 むしろ問題は、僕のような人間が、あしたから日本国籍を取って東京都知事になるというような事態です。僕、みなさんが応援してくれるなら都知事選挙に立候補しますよ。石原さんと一騎討ちしてもいい。そういうふうに僕の名前が東京都知事になるということもありうるわけです。4年後、みなさんさえサポーターになってくれれば、姜尚中という東京都知事が誕生する