平壌市育児院で。左から院長、専属医師、訪朝メンバーの一人。キム・ジョンヒ院長は平壌市人民委員会代議員でもある 今年も朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン(ハンクネット)訪朝団の一員として、8月27日から9月1日の日程で、平壌、開城、元山を訪問した。例年通り、訪朝に合わせて平壌市育児院と江原道育児院に粉ミルクを送ったが、今年はいつにない困難があった。日本政府の全面禁輸措置のために、日本から直接ミルクを送れるのかどうか不透明だったので、経済産業省と交渉をしつつ、先にオーストラリア産脱脂粉乳約5.4トンを韓国・仁川港経由で南浦港に送ったのだ。結局は人道支援物資であることが認められ、日本製の粉ミルク850キログラムも船便で送ることはできたが、経済産業省は育児院の住所や院長の名前まで細々とした情報を要求し、何とも不愉快な後味が残った。 北京経由で平壌に到着すると、空港ターミナルは在日朝鮮人の祖国訪問
万華鏡 site:www1.korea-np.co.jp/sinboj に一致する情報は見つかりませんでした。 検索のヒント: キーワードに誤字・脱字がないか確認します。 別のキーワードを試してみます。 もっと一般的なキーワードに変えてみます。
スニは/十二才の女の子、左と右とがそろわない/かたちんばの運動靴を履いている/貧しい 朝鮮の子/いつも/日本の子どもたちに/いじめられたときは/真赤な夕日を見つめて/涙にうるむ/ひとりぽっちの女の子 海のむこうの/朝鮮の子供ばかりが遊んでいる/ふるさとを思い出しては/涙にうるむ/友達のいない女の子 スニのオモニは/日本へ出かせぎに行って/六年たっても帰って来ない/アボジをたずねて/玄界灘を渡った/オモニはスニの手を/かたく握り/スニはオモニの下裳を/しっかとつかまえて/母子がはじめて聞く日本の言葉に/わけもわからずおののきながら/汽車に乗った 下関から幌内への道は/如何ばかり遠かったことだろう/北海道から/九州の飯塚までの道は/どんなにかけわしかっただろう/スニのオモニとスニは/二年もかかってアボジを/ヒロシマで会った/ナガサキで会った スニがヒロシマの/石橋の上で/黒くすがたを焼きつけた
管理ではなく共生を 「ここが問題! 入管法・入管特例法改定案&住基法改定案院内集会第4弾『特別永住者にとってプラスになるか?』」(主催=「在留カードに異議あり!」NGO実行委員会)が13日、衆議院第二議員会館第一会議室で行われた。現在、国会で審議されている入管法および入管特例法の改定案の上程理由には、「適法に在留する外国人の利便性を向上させる」という文言が含まれているものの、実質的には在日同胞をはじめとする外国人が、厳しい管理の下で生活せざるを得ない状況が生まれることが予想されることから、集会には当事者である在日外国人やNGOをはじめとするさまざまな団体の関係者たちが多数参加した。 国会議員も多数参加 集会ではまず、国会議員らが発言。社民党の福島みずほ党首は、改定案には「情報を整理する」という文言が入っているが、外国人を管理しようという企図がうかがえると述べながら、改定案が通過した
最近、日本人の友人が私にこう嘆いた。「マスコミの反朝鮮報道は常軌を逸している。朝鮮政府や朝鮮民族をあまりにもバカにしすぎている。見方を変えれば自分たちと価値観が違い、立場が弱いからということでイジメをしているようなものだ。こんな大人をみていては子どもたちが健全に育たない。自分の子どもに正しい歴史観を身につけさせるのが、本当に難しい社会になっている」。 彼は私と同じく40代半ばである。 私は彼の話を聞いて、昨年6月、山口県下関市嶋倉剛教育長が、学校への教育補助金増額を求めて訪ねてきた山口朝鮮学校代表らに「植民地支配は歴史的事実に反する」などの暴言を吐いたことを思いだした。市教育長という責任ある立場の人間が、このような歴史観をもって日本の教育を指導している…。 この教育長もまた40代半ばだそうである。 これから成長してゆく日本の若者が、もっとひどい歴史観しかもつことができなくなるのは必
辛よ さようなら/金よ さようなら/君らは雨の降る品川駅から乗車する 李よ さようなら/もう一人の李よ さようなら 君らは君らの父母の国にかえる 君らの国の川はさむい冬に凍る/君らの叛逆する心はわかれの一瞬に凍る (以下1連略) 君らは雨にぬれて君らを追う日本天皇を思い出す/君らは雨にぬれて 髭眼鏡 猫背の彼を思い出す (以下6連略) 行ってあのかたい 厚い なめらかな氷をたたきわれ/ながく堰かれていた水をしてほとばしらしめよ/日本プロレタリアートのうしろ盾まえ盾/さようなら/報復の歓喜に泣きわらう日まで 右の詩は、日本文学に多少とも興味を抱いた朝鮮人ならば、誰でも一度は読んだであろうと思われる、中野重治の名詩「雨の降る品川駅」(全12連31行)の部分である。 「さようなら」という詩句が8回くり返されていることで離別の哀切を表出している。 しかしそれは、5連の「…君らを追う日本天皇を思い出
おお三月一日!/民族の血潮が胸を搏つおれたちのどのひとりが/一九一九年三月一日を忘れようぞ! その日「大韓民族万歳!」の声は全土をゆるがし/踏み躙られた日章旗に代えて/母国の旗は家々の戸ごとに翻った/胸に迫る熱い涙をもっておれはその日を思い出す!/反抗のどよめきは故郷の村にまで伝わり/自由の歌は咸鏡の嶺々に谺した/おお、山から山、谷から谷に溢れ出た虐げられたものらの無数の列よ!/先頭に旗をかざして進む若者と/胸一ぱい万歳をはるかの屋根に呼び交わす老人と/眼に涙を浮かべて古い民衆の謡をうたう女らと/草の根を齧りながら、腹の底からの嬉しさに歓呼の声を振りしぼる少年たち!/赭土の崩れる峠の上で/声を涸らして父母と姉弟が叫びながら、こみ上げてくる熱いものに我知らず流した涙を/おれは決して忘れない。 右は、槙村浩の叙事詩「間島パルチザンの歌」(全15連181行)のうち、第6連と第7連の全文である。こ
「外国人お断り」にノー!/人種差別撤廃条約でブラジル人記者勝訴 目に見える人種差別、今も/ 侵略清算しない日本政府に責任 昨年6月、アクセサリーを探しに入った浜松市内の宝石店で「Where are you from?(どちらの方ですか)」と聞かれ、「ブラジルです」と答えた同市在住のテレビ記者、アナ・ボルツさん(35)は、店から追い出されそうになった。そればかりか店主は、抗議するボルツさんを犯罪人扱いして警察を呼ぶなど屈辱的な仕打ちをした。その非を認めるどころか謝ろうともしない店側のこうした行為は「人種差別撤廃条約」違反だとして、ボルツさんは慰謝料などを求める損害賠償請求訴訟を起こした。静岡地裁浜松支部は12日、ボルツさんの主張をほぼ全面的に認める判決を下した。 コンビニにも張り紙 事件が起きた静岡県浜松市の外国人登録者数は約1万5000人。うち1万人以上がブラジル人だ。日本全国
4月中旬、とある取材からの帰り道、時刻は午後2時を回った頃だった。 JR某駅のホームで電車を待っていると、幼い子どもたちの声が遠くから近寄ってきた。−「ソンセンニム(先生)来るまで待ってなきゃ!」 (?!) 思わず後ろを振り返ると、小さな身体にピカピカのランドセルを背負った、ウリハッキョの1年生たちがいた。 先生と共に電車に乗り、ある児童が「ソンセンニム、今日はどこまで来るの?」と尋ねると、「ソンセンニムはいませんよ。透明人間です」と先生。…どうやら、「慣らし保育」ならぬ「慣らし通学」をしているようだ。 1、2人と電車を降りていくたびに「アンニョン!チャル カ!」と、覚えたてのウリマルで、元気良くあいさつを交わす児童たち。 そんなほほえましい光景を眺めながら、下校時はまだしも、朝の登校時には通勤ラッシュの中、大人たちの波にもまれながらも、一生懸命ウリハッキョに登校していくのだろう
制度的保障の獲得 今こそ一丸となった運動を 新たな在留管理制度を考える−パネルディスカッション「外国人登録証はなくなるの?」(主催=在日本朝鮮人人権協会)が15日、東京芸術劇場(東京都豊島区)で行われた。外国人登録者数の増加に対処するため、総務、法務の両省は来年の通常国会に入管法改定法案ならびに外国人台帳制度に関する法案の提出準備を進めている。「IC在留カード」の導入により従来の外国人登録制度は廃止される見通しだ。しかし、不明瞭な点があまりに多いのが現状。パネルディスカッションでは、「在留外国人の管理強化」が法改正の根底にあると、制度の本質を浮き彫りにした。「共生」は建前 パネルディスカッションは金舜植弁護士による司会進行のもと、朝鮮商工新聞・金昌宣編集長(人権協会副会長)、金哲敏弁護士、李春熙弁護士、神奈川県在日外国人教育連絡協議会・島本篤エルネスト事務局長(高校教員)がパネラーとし
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