みなさんは、「五公五民」という言葉をご存じですか。 江戸時代、農民は収穫したお米の半分つまり5割を年貢として上納し、残りの5割で暮らしていました。これを、「五公五民」と言います。 ��� �Uただし、江戸時代でも初期は農民の手元に6割のお米が残る「四公六民」だったのですが、8代の徳川吉宗が行った享保の改革で、「五公五民」になりました。 吉宗は、ドラマ「あばれん坊将軍」では、悪人を叩き斬る正義の味方で、実際に強権を持って大鉈を振るい、様々な改革をしました。 ただ、それまでの「四公六民」から「五公五民」にして負担が重くなったことで、農民の一揆なども増えたと言われています。 実は、今の日本は、この「四公六民」から「五公五民」に変わる境目にあります。 財務省が、毎年公表している国民負担率は、10年前は39.8%で「四公六民」でしたが、2020年度は46.1%し四捨悟入すれば「五公五民」。 21年度