パルコが相次いで地方都市から撤退しています。2019年5月31日に宇都宮、2020年2月29日に熊本、2023年2月28日に津田沼の店舗を閉鎖しました。2024年2月29日には新所沢、2025年2月に松本からの撤退を計画しています。 パルコが撤退する要因は大きく2つあります。1つは集客に苦戦していること。もう1つは建物の老朽化が進み、大規模な修繕費の捻出が困難なことです。コミュニティ型のパルコは地方都市の集客装置として機能し、その場所を中心として周辺の施設や店舗の消費が促進されていました。地方都市の消費スタイルが変化しようとしています。 営業収益は2019年度の7割ほど パルコは大丸松坂屋百貨店を運営するJ.フロントリテイリングが、2020年2月に公開買付を実施し、完全子会社化しました。パルコは上場廃止となり、現在はJ.フロントリテイリングの傘下にあります。 パルコの2021年度の営業収益