2023年12月21日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、イスラエル軍の攻撃で破壊された住宅を調べる住民たち=AP イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの激しい戦闘をめぐり、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は20日、イスラエル軍の兵士が非武装のパレスチナ人少なくとも11人を、その家族の目の前で射殺した疑いがあると発表した。OHCHRは戦争犯罪の可能性もあるとして、イスラエル側に即時の調査を求めている。 発表によると、OHCHRは人権団体やメディアからの情報として、殺害は今月19日夜、激戦が続く中心都市ガザ市のリマル地区で起こったとしている。イスラエル軍が避難民がいるビルを包囲した際、女性や子どもから男性を分け、その後に20代後半から30代前半の男性ら少なくとも11人を射殺したという。 その後、イスラエル軍は女性と子どもに対して建物内に戻るよう命令した後、その