山口県周防大島町で行方不明だった藤本理稀ちゃん(2)を発見した大分県日出町の尾畠春夫さん(78)が19日、西日本豪雨で被害を受けた広島県呉市でボランティア活動に参加した。尾畠さんは「一分一秒でも早く元の生活に戻ってほしい」と話した。 尾畠さんは午前9時半ごろから、大規模な土砂災害があった呉市天応地区に入った。10人ほどのグループで、住宅に流れ込んだ土砂を土のうに入れて運び出したり、家財道具を整理したりした。赤いつなぎに「朝は必ず来る」などと書かれたヘルメットをかぶり、他のボランティアと声を掛け合いながら汗を流した。(共同)