ソフトバンクの孫社長が口火を切った700/900MHz帯の再編は、710~806MHzと915~950MHzが開放される画期的な結果になりそうです。周波数オークションを行なえば1MHzで130億円と評価されているので、合計130MHzは約1兆7000億円の価値があります。これはソフトバンクの大勝利であり、電波部の決めた周波数割り当てを民間がくつがえしたのは、電波行政の歴史上初めての出来事です。 ところが、きのうの朝日新聞に「周波数再編、劇場困った マイク使えない?TV中継にも影響」という記事が出ています。それによれば、全国で2万台あるワイヤレスマイクが移動されるので、劇場が困っているという。その買い換え費用は1000億円で、総務省はこれを周波数をもらう通信業者に支払わせる予定ですが、ワイヤレスマイクの利用者は移動はいやだと主張しています。 ワイヤレスマイクにはA型とB型があり、周波数が再編
早く見つけて、早く手を打てば、病気だって恐れ過ぎることはない。「週刊ダイヤモンド」が、症状別の最新対処法を日々多忙のビジネスマンにおくる。 週刊ダイヤモンド ITBizNews 業界分析で定評ある『週刊ダイヤモンド』編集部がニュース記事の中から特に注目されているIT関連分野の最新ニュース・トピックスを中心にお届けしていきます。 バックナンバー一覧 2008年にNTTドコモの3Gネットワークとの“相互接続”を実現した通信ベンチャーの日本通信。旧態依然とした通信業界に、世界規模で変化し続けるコンピュータ業界の価値観を持ち込んで、ひっかき回してきた。地味な存在ながら、iPhone4用のSIMカードを販売することで、俄然、注目を集めている。創業者の三田聖二社長に話を聞いた。 (聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁) ――この8月6日の決算発表会で、国内ではソフトバンクモバイルの回線を契約す
2010年05月18日12:06 カテゴリIT経済 ユニバーサルサービスという既得権保護 「アクセス回線会社」案をめぐって来月、孫正義氏と夏野剛氏と私の3人でニコニコ動画で討論することになった。スケジュールは調整中だが、技術的な問題に深入りするより通信インフラ整備についての考え方を議論したほうがいいと思うので、経済学の標準的な考え方を紹介しておこう。 アクセス回線会社の経営が国費を投入しなくても可能で、かつ黒字を出せるというソフトバンクの試算は怪しく、総務省のタスクフォースでも多くの疑問が出された。それがかりに正しいとしても、離島や山間部まで月額1400円でFTTHを敷設する「ユニバーサルサービス」は間違っている。光ファイバーを敷設するコストは都市部と山間部で7倍以上違うので、これは都市住民への私的な課税である。八田達夫『ミクロ経済学2』は、ユニバーサルサービスを「既得権保護政策の実例」と
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