3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言 マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。 バックナンバー一覧 「ベンチャーに取り組むのであれば、製品やサービスの意味を決めるのは顧客であって自分ではないことを思い起こす仕組みをつくらなければならない」(『イノベーションと起業家精神』) ベンチャーにはアイディアがある。製品やサービスがある。コストは確かにある。そして収入があり、利益がある。だが、失敗するベンチャーには事業がない。 ドラッカーは、事業とは顧客の創造だという。予期せぬ市場を利用するよう、自らを組織しておかなければならない。市場志向、市場中心でなければ、競争相手のために働いただけに終わる。 予期せぬ市場からの予期せぬ反応が、本物か好奇心にすぎないかを見分けるのに、さしたるコストはかからない