JR今治駅(今治市北宝来町1丁目)が11日、開業から90年となった。駅では記念イベントが開かれ、大正時代の駅舎や蒸気機関車の写真の展示などがあった。 今治駅は1924(大正13)年2月11日に開業し、現在の駅舎は90年に完成した3代目。2012年度の乗降客は1日当たり4940人で、県内のJRでは松山駅に次いで2番目に多い。「海運業の街」をアピールしようと、駅舎前には船のマストをイメージした柱のモニュメントが立つ。 11日の記念イベントは、一日駅長を務めた「瀬戸内しまなみ大使」の矢野千笑(ちえみ)さん(32)がホームで特急の出発式をして開幕した。コンコースには、開業当時の駅の写真パネルや蒸気機関車D51の写真を絵柄にした特産のタオルなど約30点を掲示。過去の県立今治工業高校生が作ったSLの模型なども展示された。 萩森和哉駅長は「市民、地域とともに歩み、乗降客の皆さんに気持ちよく利用してもらえ