導入が予定されている「OneID」の機器=成田空港で2020年12月24日午後2時33分、中村宰和撮影 航空機の搭乗手続きを顔認証システムを利用して「顔パス」でできる「OneID」について、成田国際空港会社の田村明比古社長は24日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、導入が1年遅れて2021年春になるとの見通しを明らかにした。 OneIDはNECの技術を活用し、チェックインの際に一度だけ…
![搭乗手続きの「顔パス」 21年春導入 コロナで1年遅れ 成田空港 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f9e0d9d5281ece56f3ecd9017eede93e55277aeb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2020%2F12%2F26%2F20201226k0000m040323000p%2F0c10.jpg%3F1)
看護師と入院患者の感染が判明した大和郡山病院では、12月24日から予定していた新型コロナ患者の受け入れ中止を決めた=奈良県大和郡山市で2020年12月24日、久保聡撮影 「実は先ほど、当院の医師1人の陽性が確認されました」。奈良県医療政策局や医療機関、医師会幹部らがオンラインで開いた12月17日の新型コロナウイルス「連絡会」の途中、奈良医療センター(奈良市)の幹部が緊張した口調で「緊急事態」を告げた。 同センターは新型コロナの患者を受け入れる11の重点医療機関の一つで、年末年始の体制づくりを進めているさなかの医師の感染判明だった。幸い他の医療従事者や患者への感染はなく、この医師の復帰も受けて感染者の入院受け入れを再開した。 だが同じ日、別の重点医療機関の大和郡山病院(大和郡山市)では、入院患者3人に加え、50代看護師の陽性が判明。24日までに、他の看護師3人と70代の入院患者も陽性となり、
福岡市立中学校の校則について調査結果を報告する弁護士ら=福岡市中央区の福岡県弁護士会館で2020年12月22日午後5時41分、宗岡敬介撮影 違反している下着は学校で脱がせる、整髪料は発見したら洗髪させる――。福岡県弁護士会は22日、福岡市内の全市立中学校に実施した校則調査の内容を明らかにした。8割以上の学校に下着の色規制があり、大半の学校で頭髪や眉毛に関する校則があった。違反に対する一部指導には、県弁護士会が「人権侵害」と指摘する対応もあった。県弁護士会は来年2月にシンポジウムを開催し、校則見直しに向けて提言する予定。 県弁護士会は、市に情報公開請求して市立中学校全69校の校則を調査した。また、複数の生徒や保護者、教職員に、生徒手帳などに書かれていない校則などがないか体験や見聞きしたことを聞き取り調査した。
政府による日本学術会議の会員任命拒否問題に絡み、全国の国立大学長86人を対象に毎日新聞がアンケートを実施したところ、6割超の53人が回答せず、回答した33人中22人が報道する際に匿名を希望した。「『学問の自由』への侵害」ともいわれる任命拒否問題について実名での回答は11人にとどまり、見解を示さない学長は6割を超えた。この結果に対し、識者は「大学側の畏縮(いしゅく)の表れではないか」と指摘する。 調査は、任命拒否について菅義偉首相が「総合的、俯瞰(ふかん)的な活動を確保する観点から判断した」と説明した10月5日の内閣記者会インタビューなどの発言を踏まえて10月上~中旬、全国の国立大学長にメールで質問書を送った。 回答しなかった53人のうち、大学を通じて理由を説明した16人からは「国立大という性質上、難しい」「センシティブな話だ」といった声が出た。回答者33人のうち匿名を希望する22人に理由を
東農大二高の中国語講座では生徒が積極的に手を挙げる=群馬県高崎市で2020年11月26日午後4時57分、庄司哲也撮影 群馬県内の高校生の進路として台湾の大学が注目されている。既に進学実績を上げている高校もある。語学が習得でき、学費も安いということに加え、台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに比較的成功している点も魅力となっているようだ。【庄司哲也】 「請在下面五個數字加上『+』『—』『×』『÷』四個符號、使結果得出一個最大的整數(下の五つの数字に四つの符号を加え、最大の整数を作ってください)」 東農大二高(高崎市)が台湾の大学進学を目指す生徒のために2019年度から始めた中国語講座。黒板に「繁体字」の中国語で設問が書かれ、台湾人の講師は日本語を使わない。生徒も必死で中国語を話そうとしていた。
新型コロナウイルス感染症の第3波が猛威を振るい、貧困相談窓口に助けを求める人の切実さが増している。支援団体でつくる「新型コロナ災害緊急アクション」で相談支援もしている作家の雨宮処凛さんは「自助と共助は限界。公助だけが足りていない」と訴える。現状を聞いた。【上東麻子/統合デジタル取材センター】 炊き出しに集まる人、倍に ――貧困問題に取り組む30ほどの団体で3月に「新型コロナ災害緊急アクション」を発足させました(現在は40団体に増加)。相談内容はどう変わってきていますか? ◆最初は「仕事がなくなり、寮やアパートを追い出されそう」という内容だったのが、「部屋を追い出された」「路上生活になってしまった」と深刻さを増しています。最近では「16日間ほとんど水だけで過ごしている」「自殺しようと思い荷物を処分したが死に切れなかった」というケースもありました。支援者はこうした人たちのもとに駆け付け、その日
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などの影響で、アルコール依存を抱える人の症状が悪化している。背景には、政府の緊急事態宣言の影響で依存症の人がアルコールについて経験を共有する断酒会などの自助グループが開催できなかったことがあるとみられる。宣言が終わった今も、飲酒の習慣が抜けずもがいている人もいる。【石田奈津子】 「ゴールデンウイークにスリップ(再飲酒)してしまった。やることがなかったのがきつかった」。7月中旬に東京都練馬区で開かれた断酒会で、都内に住むアルコール依存症の男性(47)が周りのメンバーに打ち明けた。仕事や私生活でのストレスなどから依存症になり、2018年から1年2カ月間、更生施設に入所。退所後は「お酒を飲んでいた時間をつぶすために」、毎日各地域の断酒会に通っていた。
新型コロナウイルスの感染者は20日、全国で新たに2502人確認された。クルーズ船の乗員乗客らを合わせた国内の感染者数は毎日新聞のまとめで20万68人となり、20万人を超えた。感染者数は10月29日に10万人に達したが、初めての陽性確認から287日間かかった。しかし、その後10万人増えるのにかかったのは52日間。「第1波」や「第2波」と比べ、10月下旬から始まったとされる「第3波」の感染拡大のペースの速さが際立っている。 厚生労働省の12月16日時点のデータによると、感染者のうち最も多いのが20代で23・1%だった。次に多かったのは30代(15・2%)で、40代(13・8%)、50代(12・4%)と続く。
大阪府の吉村洋文知事は20日、新型コロナウイルスに感染した軽症・中等症患者用の病床を拡充するため、新たに患者を受け入れた医療機関に府独自の協力金を支給する考えを記者団に明らかにした。 府内で入院可能な約500の医療機関のうち、コロナ患者を受け入れているのは70程度とされており、吉村知事は「中等症と…
広島県と広島市は20日、翌日からの入院が必要と判断し、いったん帰宅させた60代の新型コロナウイルス患者が死亡したと発表した。医師の診断を受けた後に容体が急変したという。自宅待機中の患者の死亡は県内で初めて。 発表によると、この患者は、別の患者の濃厚接触者として10日にPCR検査を受けた。13日に陽性が判明し、37・7度の発熱や血たんの症状があったが軽症と判断された。心筋梗塞(こうそく)や糖尿病などの基礎疾患があり、患者と家族から「重症化が心配」と市…
シーズン前に届いたインフルエンザワクチンを確認するフカガワクリニックの深川康裕院長。接種希望が殺到し既に予約の受け付けを終了している=福岡市早良区で2020年9月25日午後3時6分、矢頭智剛撮影 例年11~2月ごろに流行する季節性インフルエンザのワクチンが全国で品薄になり、接種したくてもできない人が出ている。新型コロナウイルスとの同時流行の懸念などから希望者が殺到しているためだ。ワクチンの製造には半年ほどかかるため今シーズンは新たな増産が見込めない。現在、流行の兆しはみられないが例年1、2月にピークが訪れるため油断できない状況は続く。 毎年平均1万人にワクチンを接種している福岡市早良区のフカガワクリニックは、12月11日に予約の受け付けを終了した。例年12月上旬には接種のピークも過ぎているが、「地元の病院にもうワクチンが無いと言われた」「子どもが2回目の接種を受けられない」といった問い合わ
JAEAの高速炉「常陽」=茨城県大洗町で2017年3月4日午前10時59分、本社ヘリから長谷川直亮撮影 次世代の原発と呼ばれる「高速炉」。国内唯一の高速炉「常陽」(茨城県大洗町)は、10年以上も止まったままだ。日本原子力研究開発機構(JAEA)は、開発の動きを止めまいと再稼働を目指しているが、「2022年度内」としていた再稼働を「早くても24年度内」に先送りする方針を決めた。高速炉の開発は、絵に描いた餅になりつつある。 国内初の高速炉 原子炉の開発は、「実験炉」で技術の基礎を確認してから「原型炉」と呼ばれる炉を製造して、技術を確立させる。それが終わると「実証炉」と呼ばれる炉を使って経済性を確認する。 常陽は1977年3月、実験炉ながら高速炉として国内初の運転を始めた。発電設備を備えておらず、熱出力も14万キロワットと原発と比べて小さい。高速炉では、原発で使い終わった核燃料のプルトニウムを再
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