女子高生グループ、大学生カップル、そして僕と3人の難民 後日、再び高田馬場へ。そこから、歩いてむかった早稲田にあるサイゼリヤで、3人の難民に会うことになっていた。 先にマリップさんと落合い、カチン族の現状を聞く。 僕たちの右隣の席には女子高生のグループがにぎやかに座り、左には大学生のカップルが仲良くパフェを食べている。いつもの昼下がりの平和なファミレス。そこで聞いた彼女の話は、強烈なものだった。 「カチン族はもしかしたら絶滅させられるかもしれません。それくらい厳しい状況です。ミャンマー軍が、カチン人の軍人だけではなく、農民にも攻撃するようになった。無差別に撃つ。それから国外に逃げる難民が急激に増えた。全部で10万人を超えているんじゃないかな」 ミャンマーで何が起こっているかを簡単に説明すると、ミャンマーでカチン族への弾圧や不平等な政治がはじまり、戦争に発展したのは1960年代。 その後、1
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