JTB沖縄(桂原耕一社長)が今帰仁村の古宇利島東沖に2026年の開業を目指す人工浮島(ポンツーン)について、島民や観光事業者から汚水によるサンゴ礁への影響や景観破壊を懸念する声が上がる。一方で25年に同村へ開業する大型テーマパーク「ジャングリア」との相乗効果を期待する声も。国内で例のない取り組みに、地元では戸惑いと期待が入り交じる。(政経部・大川藍) 「海を荒らされれば魚の数が減り、競りにも影響が出かねない」。古宇利島で漁業を営む男性は、十分な説明がないまま進む計画に対し、いら立ちを隠さない。島周辺にはタコ漁や刺し網漁の豊かな漁場が広がる。JTBはシャワー排水を海へ放出することを検討しており、汚水が生態系を崩したり、浮島を固定する巨大なブロックがサンゴ礁を傷つけたりしないか、心配顔だ。
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