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ブックマーク / bijutsutecho.com (50)

  • 「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探るゲバルト団体(アレクサンドル・タルバ、平居香子、宮内芽依、アントワーヌ・ハルプク、ガーリン)の主宰により、反暴力的反応とその美的様式を探る展覧会 「ゲバルト」展が、東京日仏学院、CAVE-AYUMI GALLERY、セッションハウスで開催される。会期は5月18日〜6月16日。 制度の暴力のなかで特定の芸術形態がどのように発展していくのかを示そうとする展覧会「ゲバルト」展が、東京日仏学院、CAVE-AYUMI GALLERY、セッションハウスで開催される。会期は5月18日〜6月16日。キュレーターはアレクサンドル・タルバ。 展を主宰するのはゲバルト団体(アレクサンドル・タルバ、平居香子、宮内芽依、アントワーヌ・ハルプク、ガーリン)。2023年5月に東京で設立された芸術的・政治的団体であり、キュレーション集団として構想さ

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る
    mventura
    mventura 2024/05/17
  • 伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開

    伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開京都・嵐山にある福田美術館が、新たに発見された伊藤若冲による絵巻を初公開した。 文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 新たに発見・収蔵された伊藤若冲《果蔬図巻》(1791) 今年開館5年を迎える京都・嵐山の福田美術館が、伊藤若冲作(1716~1800)の新発見の絵巻を披露した。 伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代の絵師。京都の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、裕福な環境のもと、独学で作品を制作した。その作風は細部まで描き込まれたものが多く、極彩色で彩られた絹着色の作品や、即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日美術史上でも異彩を放つ。 今回披露された作品は1791年、若冲が76歳のときに描いた全長277センチ(跋文を加えると332センチ)あまりの絵巻で、《果蔬図巻(かそずかん)》と名付けられた。若冲としては珍し

    伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開
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    mventura 2024/03/06
    伊藤若冲は博物趣味というか、観察眼が、ものをよく見ている。ギークぽさを感じるのと、青物横丁を切り盛りしてた時期もあるともいうから、人となりも気になる。
  • ドクメンタ16の芸術監督選考委員会が全員辞任。その理由と背景を追う

    ドクメンタ16の芸術監督選考委員会が全員辞任。その理由と背景を追う2027年に開催予定のドクメンタ16芸術監督選考委員会の6人が11月10日から16日にかけて相次ぎ辞任し、アート業界に驚きを与えた。その経緯を追う。 ドクメンタ15のメイン会場であるフリデリチアヌム美術館 Photo by Gianni Plescia イスラエルとパレスチナの紛争や、ドイツ国内での反ユダヤ主義の高まりとそれをめぐる論争が続くなか、2027年に開催が予定されているドクメンタ16の芸術監督選考委員会の6人が相次ぎ辞任するという、異例の事態が起こった。 同委員会は、次回のドクメンタの芸術監督に最適な候補者を選出するために結成されたキュレーターや専門家のグループ。11月10日と12日、そのひとりであるイスラエル人画家ブラハ・エッティンガーと、ムンバイ在住の作家兼キュレーターのランジット・ホスコテが相次ぎ辞任を発表。

    ドクメンタ16の芸術監督選考委員会が全員辞任。その理由と背景を追う
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    mventura 2023/11/27
    ジャニーズのグローバル版見てるみたい。明らかにおかしいのに、大人たちが、一見綺麗事であり得ないロジックを言ってくる感じ。
  • 日本の環境音楽の先駆者・吉村弘。「空気のような音」はいかにして生まれたのか

    の環境音楽の先駆者・吉村弘。「空気のような音」はいかにして生まれたのか 日における環境音楽(アンビエント・ミュージック)の先駆者である音楽家・吉村弘の没後20年を記念する企画展「吉村弘 風景の音 音の風景」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で9月3日まで開催中。ドローイング、パフォーマンス、サウンドオブジェ、映像作品、音環境デザインと多岐に渡る活動が紹介されている展について、石松豊がレポートする。 文=石松豊 構成=望月花妃(ウェブ版「美術手帖」編集部) 「吉村弘 風景の音 音の風景」通路 撮影=上野則宏 1970年代初めから環境音楽のパイオニアとして活躍した音楽家・吉村弘(1940-2003)。その没後20年を記念する企画展「吉村弘 風景の音 音の風景」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で開催されている。会期は9月3日まで。 「吉村弘 風景の音 音の風景」展示風景 撮影=上野則宏 吉

    日本の環境音楽の先駆者・吉村弘。「空気のような音」はいかにして生まれたのか
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    mventura 2023/07/06
  • 学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」1月9日に岡山県立美術館で行われた前代未聞のイベント、美術館学芸員によるラップバトルトーナメント。開催前から話題をさらっていたこの試みを、同じ岡山県内にある大原美術館で学芸統括を務める柳沢秀行が振り返る。 文=柳沢秀行(大原美術館学芸統括) 私も、美術館やアートを世の中に近づけるための活動を、かなりアレコレとやってきたつもりだが、年末にこの企画を知ったときには、正直びっくり! &にわかには信じ難かった。 まず、岡山県立美術館(以後、県美)の主催事業であること。私の実家(最初に10年務めた館)であり、我が身のやったことを振り返っても、それほど硬い館だとは思わってはいないが、逆に「いきなり、これやる!」というのが偽らざる心情。 次なる理由が、あの県美の200席を超えるホールのステージ上で、作品への愛をラップで語るスキル&度胸がある学芸員が

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」
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    mventura 2023/01/13
    罵ってディスりあってるかと思ったら全然違って、語る系だった。良き日本語ラップ。
  • 東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」|美術手帖

    東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの当の家を探しにいく」。この展示の附帯事業として上映とトークが予定されていた映像作品《In-Mates》(2021)に対し、東京都人権部が作品上映を禁止する判断を下した。この「検閲」に対し、10月28日、厚生労働省で飯山由貴、FUNI(ラッパー/詩⼈)、外村⼤(東京⼤学教員)、小田原のどか(アーティスト)が記者会見を行った。 文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 会見を行った小田原のどか(会見司会・アーティスト)、FUNI(ラッパー/詩⼈)、飯山由貴(アーティスト)、外村⼤(東京⼤学教員) 東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの当の家を探しにいく」(〜11月30日)。この展示の附帯事業と

    東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」|美術手帖
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    mventura 2022/10/28
    "都知事がこうした⽴場をとっているにも関わらず、朝鮮⼈虐殺を『事実』と発⾔する動画を使⽤する事に懸念があります" 都知事が朝鮮人虐殺を事実と思っておらず、それにそぐわないから上映禁止ということに?
  • 文化庁メディア芸術祭が今後の作品募集を行わないことを発表

    文化庁メディア芸術祭が今後の作品募集を行わないことを発表25回にわたり続いてきた文化庁メディア芸術祭が、次年度の作品募集を行わないと発表した。 文化庁メディア芸術祭の企画展「AUDIBEL SENSES」(2022、表参道ヒルズ)展示風景より、歴代受賞作品の紹介パネル 今年、第25回の開催をむかえる「文化庁メディア芸術祭」が、次年度の作品募集を行わないと発表した。 アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門でその年の優れた作品を顕彰し、展示等の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合祭として開催されてきた文化庁メディア芸術祭。 1997年度の初開催以来、優れたメディア芸術作品を募集・顕彰するとともに、受賞作品の展示や上映、シンポジウム等の関連イベントを実施してきた祭が、次年度の作品募集を行わないとウェブサイトにて発表した。今後の動向については未発表。 なお、先年度募集の作品

    文化庁メディア芸術祭が今後の作品募集を行わないことを発表
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    mventura 2022/08/24
  • 彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動(町田市立国際版画美術館)

    町田市立国際版画美術館が企画展「彫刻刀が刻む戦後日―2つの民衆版画運動」を開催。戦後日で展開した、知られざる2つの民衆版画運動「戦後版画運動」「教育版画運動」を紹介する。 戦後に誕生した2つのグループ「日版画運動協会」と「日教育版画協会」。どちらも民主主義への参加を呼びかける民衆文化運動が活発だった1940年代後半から50年代に活動しはじめ、当時の時代精神を背景に、版画をつくることで誰もが表現の主体となることを目指した。 「日版画運動協会」のメンバーに強い影響を与えたのは、半植民地化された中国を憂えた魯迅が主導した中国木刻(木版画)だった。敗戦間もない47年、中国木刻が紹介され大きなインパクトを与えると、感銘を受けた人々が各地で巡回展を開き、版画熱が全国に伝播。49年には「日版画運動協会」設立に至り、主要メンバーには飯野農夫也や上野誠、大田耕士、小口一郎、鈴木賢二、滝平二郎、新

    彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動(町田市立国際版画美術館)
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    mventura 2022/07/18
  • 国立新美術館で「桜」の風景に入り込む。ダミアン・ハーストの日本初大規模個展が開幕

    国立新美術館で「桜」の風景に入り込む。ダミアン・ハーストの日初大規模個展が開幕イギリスを代表する現代アーティストのひとりであるダミアン・ハースト。その日初となる大規模個展「ダミアン・ハースト 桜」展が国立新美術館でスタートした。展の見どころをレポートする。 展示風景より イギリスの現代アーティストであり、ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)の代表的な存在のひとりであるダミアン・ハースト。その日初となる大規模個展「ダミアン・ハースト 桜」展が国立新美術館で開幕した。 白いキャンバスにカラフルな色の斑点を規則的に配する「スポット・ペインティング」や、サメや牛などの動物の死体を輪切りにしてホルマリンに保存する「自然史」などのシリーズで広く知られているハースト。10年の歳月を費やした彫刻プロジェクト「難破船アンビリーバブル号の宝物」を経て、2018年より最新作「桜」シリーズの制

    国立新美術館で「桜」の風景に入り込む。ダミアン・ハーストの日本初大規模個展が開幕
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    mventura 2022/03/02
  • baanai「UNLOGICAL」(MAKI Gallery / 天王洲 II, 東京)

    MAKI Galleryでは、神奈川県藤沢市を拠点に活動するbaanaiの個展「UNLOGICAL」を天王洲 II のギャラリースペースで開催する。 baanaiは1977年藤沢市鵠沼生まれ。2015年にCOMME des GARÇONSの川久保玲にポートフォリオを送り、初めて作品が採用されたところから、一躍注目されるようになった。その後、多くのブランドに作品が起用され、次々に個展を成功させている。 一見華やかにみえる活躍の裏側で、baanaiはひたむきに自身のアートを追求してきた。17年からは、キャンバスに「ARIGATOUGOZAIMASU」の言葉を繰り返し描くことを軸に芸術実践を続けている。執拗なまでに反復された文字によって画面全体を埋め尽くすという、作家独自のスタイルによって生み出される作品は、何層にも塗り重ねられ、見る者を奥に奥にと引き込む。 かつて抑圧されたアートへの欲動、ba

    baanai「UNLOGICAL」(MAKI Gallery / 天王洲 II, 東京)
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    mventura 2022/02/06
  • ヤギの目はアートの素をひねり出す(たいけん美じゅつ場 VIVA)

    2020年12月、2頭のヤギ「ムギ」と「エヒメ」が東京藝術大学取手キャンパスにやってきたことをきっかけに始まったプロジェクトチーム「ヤギの目」。東京藝術大学小沢剛研究室と取手アートプロジェクトが共同で立ち上げ、芸術家、地域住民、アートNPOのスタッフなど混成チームが活動している。その初の展覧会「ヤギの目はアートの素をひねり出す」がたいけん美じゅつ場 VIVA(アトレ取手4階)で開催される。 「ヤギの目」では、毎日のヤギの世話を所属メンバーが持ち回りで行っているとともに、小屋や柵などには校地内の放置林等から切り出してきた雑木や竹を素材として活用している。季節の移り変わりに伴い起こる様々な課題に、活動に関わるそれぞれが手探りで奮闘する。多様な立場の人々がヤギとの日々を戸惑いつつも慈しみ、それぞれの好奇心・表現を探求している。この活動は、ヤギを中心とした屋根も壁もない「透明なアーツセンター」を目

    ヤギの目はアートの素をひねり出す(たいけん美じゅつ場 VIVA)
  • 目[mé]が東京都心に浮かばせた巨大な「顔」。プロジェクト「まさゆめ」とは?

    目[mé]が東京都心に浮かばせた巨大な「顔」。プロジェクト「まさゆめ」とは?ビル6〜7階分にも相当する巨大な顔が、東京都心に出現した。様々なプロジェクトで注目を集める現代アートチーム・目[mé]による「まさゆめ」だ。 《まさゆめ》目[mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 撮影=金田幸三 東京・原宿に突如として出現した巨大な「顔」。これはアートチーム・目[mé]によるプロジェクト「まさゆめ」だ。 「まさゆめ」は、目[mé]のメンバーであるアーティスト・荒神明香が14歳のときにみた、人間の顔が月のように浮かぶという夢から着想されたもの。これを実現すべく、1000名以上の膨大な公募のなかからひとつの「顔」を選定するための「顔収集ワークショップ」を都内各所で15回行い、最終的に荒神がひとつの「顔」を選び、作品化。見る人の視線を「はね返す顔」が選定のキ

    目[mé]が東京都心に浮かばせた巨大な「顔」。プロジェクト「まさゆめ」とは?
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    mventura 2021/07/16
    まさゆめって作品名がまた... 14歳の時の夢というから、彼女にとっては正夢なのか。
  • リヒターの絵はどうやってつくられるのか? 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』でその制作背景を垣間見る

    リヒターの絵はどうやってつくられるのか? 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』でその制作背景を垣間見るときにオークションで数十億円の価格がつくアーティスト、ゲルハルト・リヒター。その作品制作の裏側を追うドキュメンタリー映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』のDVDが発売中だ。 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』より (C) 2011 zero one film / Terz Film / WDR / mdr 2014年にはオークションハウス・クリスティーズで36億円という高額を記録し、今年は日で大規模回顧展が予定されているアーティスト、ゲルハルト・リヒター。世界中のコレクターやアートファンを魅了する作品はどのようにしてつくられているのか? その裏側に迫るドキュメンタリー映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』がDVDとして発売されている。 リヒターは1932年

    リヒターの絵はどうやってつくられるのか? 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』でその制作背景を垣間見る
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    mventura 2021/04/08
  • アニメ評論家・藤津亮太が会田誠の「戦争画」に見出したもの。なぜ『アニメと戦争』の装丁は「戦争画RETURNS」になったのか

    アニメ評論家・藤津亮太が会田誠の「戦争画」に見出したもの。なぜ『アニメと戦争』の装丁は「戦争画RETURNS」になったのか3月2日に発売されたアニメ評論家・藤津亮太の著書『アニメと戦争』(日評論社)。アニメに登場する様々な戦争の系譜をたどり、社会との関係を問い直す同書の装丁には会田誠《ザク(戦争画RETURNS 番外編)》(2005)が選ばれている。なぜ、会田誠の「戦争画」が同書に必要だったのか、その理由を藤津が綴る。 文=藤津亮太 藤津亮太『アニメと戦争』(日評論社) 2月末に『アニメと戦争』(日評論社)を上梓した。戦中から21世紀に至るまで、架空・現実を問わず「戦争」を取り扱ったアニメを取り上げ、そのアプローチの変遷を俯瞰した内容だ。 アニメについて語る書籍のカバーをどうするかはいつも難しい。特定の作品の図版を借りる方法はあるが、費用の問題もあるし、複数作品を扱っているの場合は

    アニメ評論家・藤津亮太が会田誠の「戦争画」に見出したもの。なぜ『アニメと戦争』の装丁は「戦争画RETURNS」になったのか
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    mventura 2021/03/04
  • コロナ禍で岐路に立つ3つの私立美術館。それぞれの生存戦略は

    コロナ禍で岐路に立つ3つの私立美術館。それぞれの生存戦略は新型コロナウイルスの感染拡大によって入館者数が制限されるなか、入館料収入に大きく依存する私立美術館が経営の危機に立たされている。クラウドファンディングを行い、運営資金を募った大原美術館、ワタリウム美術館、山種美術館の3館を例に、これからの私立美術館の生存戦略を探る。 文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 左から、大原美術館、ワタリウム美術館、山種美術館 西洋美術、日美術、現代美術というそれぞれ異なる分野において、日の私設美術館を代表する大原美術館、山種美術館、ワタリウム美術館が、クラウドファンディングによって運営資金を募ったことは大きな衝撃をもたらした。いずれも多くのファンを持つ美術館であり、「経営危機」という言葉からは無縁のように見えていたからだ。このような状況に陥った状況を紐解くとともに、今後の施策を各館に聞いた。 収

    コロナ禍で岐路に立つ3つの私立美術館。それぞれの生存戦略は
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    mventura 2020/11/16
  • ゴッホの大規模データベース「Van Gogh Worldwide」が誕生。1000点以上の作品を掲載

    ゴッホの大規模データベース「Van Gogh Worldwide」が誕生。1000点以上の作品を掲載フィンセント・ファン・ゴッホの作品のみを集めた大規模なデータベース、「Van Gogh Worldwide」がローンチされた。ゴッホ美術館やクレラー=ミュラー美術館などが作品データを提供しており、現時点で1000点以上の作品を閲覧できる。 出典=Van Gogh Worldwideのウェブサイト(https://vangoghworldwide.org) あるようでなかったアーティスト・データベースが誕生した。フィンセント・ファン・ゴッホの作品のみに特化した「Van Gogh Worldwide」だ。 このデータベースは、世界最大のゴッホ・コレクションを誇るオランダのゴッホ美術館と、それに次ぐ規模のコレクションを有するクレラー=ミュラー美術館、そしてオランダ美術史研究所がタッグを組んでローン

    ゴッホの大規模データベース「Van Gogh Worldwide」が誕生。1000点以上の作品を掲載
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    mventura 2020/11/07
  • 「“私はあなたの『アイヌ』ではない”」:小田原のどかが見た「ウポポイ(民族共生象徴空間)」

    「“私はあなたの『アイヌ』ではない”」:小田原のどかが見た「ウポポイ(民族共生象徴空間)」今年7月に開業した北海道白老郡白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」。「国立アイヌ民族博物館」「国立民族共生公園」「慰霊施設」によって構成されるこの国立施設が誕生した背景を踏まえ、「語られていないこと」について小田原のどかが論じる。 文=小田原のどか ポロト湖と伝統的コタン 撮影=筆者(以下すべて) 民族共生象徴空間とは何か 2020年7月12日、北海道白老郡白老町に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が開業した。来は4月24日に開業が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2回の延期を経てのオープンとなった。同施設の「愛称」であるウポポイとはアイヌの言葉で「(おおぜいで)歌うこと」を意味するといい、2018年に一般公募によって決定した。民族共生象徴空間という名称は、閣議決定された内容

    「“私はあなたの『アイヌ』ではない”」:小田原のどかが見た「ウポポイ(民族共生象徴空間)」
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    mventura 2020/08/31
    "私はニガーではない 人間だ あなたたち白人がニガーを生み出したのだ 何のために? それを問うことができれば未来はある" 重い言葉だ。人を属性で呼ぼうとするとき、この言葉を念頭におけるか
  • 「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」美術館連絡協議会と読売新聞オンラインが企画したウェブサイト「美術館女子」がSNS上で大きな批判に晒されている。この企画の問題点を、有識者のコメントとともに分析する。 「美術館女子」のウェブサイト(https://www.yomiuri.co.jp/s/ims/bijyutukanjyoshi01/)より 美術館連絡協議会(以下、美連協)と読売新聞オンラインによる新企画「美術館女子」が、開始早々SNS上で大きな批判に晒されている。 企画は、「読売新聞で『月刊チーム8』を連載中のAKB48 チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」(公式サイトより)というもの。その第1弾では、小栗有以が東京都現代美術館を訪れる様子を画像メインで伝えている。 この企画に対し、6

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」
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    mventura 2020/06/16
  • ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題

    ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題今月初め、グッゲンハイム美術館が「Blackout Tuesday」に賛同したことに、ツイッター上で強く反発した人物が注目を集めた。それは同館で昨年ゲスト・キュレーターを務めたチェードリア・ラブビエだった。同館と彼女のあいだに何があったのか。その背景を追ってみる。 文=國上直子 グッゲンハイム美術館 Photo by David Heald (C) Solomon R. Guggenheim Foundation, New York. 美術館における多様性の実情 ミネアポリスの警察官によってジョージ・フロイドが殺害されたことをきっかけに、全米各地で大規模な「Black Lives Matter」を掲げた人種差別への抗議行動が起こっているのを受け、企業や組織などが、相次いでこの動きへの支持を表明している。 美術界もこの流れに

    ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題
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    mventura 2020/06/13
  • コロナ禍は「内なる『人間』を止揚する闘い」。李禹煥がウェブでメッセージを公開

    コロナ禍は「内なる『人間』を止揚する闘い」。李禹煥がウェブでメッセージを公開李禹煥(リー・ウーファン)がSCAI THE BATHHOUSEのウェブサイトで、新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況についてのメッセージを発表した。 李禹煥 SCAI THE BATHHOUSEのウェブサイトより 「もの派」の中心人物として知られる李禹煥(リー・ウーファン)が、新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況についてのメッセージを発表した。 「今家に閉じ籠り、考え事に耽ったり、外を眺めている」という李はメッセージのなかで、自然の一部としてのウイルスの存在や人間の脆弱性、わずか1ヶ月ほどのあいだに大きく変化した地球環境、そして現代の「死」のあり方に言及。 「新型コロナウイルスは人類に大変な苦しみと多くの犠牲をもたらしたが、他方では自然の蘇生を促し、人間の両義性に気づかせた意義は大きい」としながら、以下のよう

    コロナ禍は「内なる『人間』を止揚する闘い」。李禹煥がウェブでメッセージを公開
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    mventura 2020/05/16